日立市石名坂町:西の妻古墳群

過日,西の妻古墳群(茨城県日立市石名坂町)を見学した。
西の妻古墳群は,東西に並ぶ2基の古墳で構成されている。西の妻古墳群の1号墳は,全長約51m,後円部直径約29m・後円部高さ6.7m,前方部端幅約36m・前方部高さ約6.4mの前方後円墳,2号墳は,直径約18m・高さ約3mの円墳とされている。

西の妻古墳群の1号墳の墳丘南側裾付近には周溝があったことが確認されているけれども,発掘調査後に消滅し,現況は駐車場のようになっている。1号墳の南側から狭い石段があり,そこを登ると小さな祠が祀られている。そのすぐ上のあたりが後円部の墳頂となっており,そこから墳丘上を前方部の方まで移動することができた。墳丘の北側半分はよく手入れされており,低木が植えてあった。

現在,古墳所在地付近から低地の方の景色を眺めることは難しい状態となっているのだが,古墳群所在地の北側にある赤羽根橋という陸橋付近からは台地の南側~西側に広がる低地の様子を見渡すことができる。古代においては,そのあたりは水面だったと推定されることから,この古墳群所在地付近から,水面を航行する船舶等の様子を仔細に監視できたと思われる。

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赤羽根橋付近から見える景色


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北東の方から見た1号墳の全景
(左手前が後円部・右奥が前方部)


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南の方から見た1号墳の後円部


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1号墳の後円部墳頂付近に祀られている祠


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西の方から見た1号墳の後円部墳頂付近


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1号墳の後円部付近から見た前方部


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1号墳の前方部付近から見た後円部


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南西の方から見た1号墳の前方部端付近


古墳群の2号墳は,1号墳の西に位置しており,建物の陰になっていてわかりにくいけれども,そこに通ずる通路状の部分があるので,近くまで寄ることができた。ただし,墳丘には登らなかった。

現地でたまたま会った方からご教示いただいたところによると,そのあたりはひどい笹薮になっていたけれども,その方が草刈りをして綺麗にしたとのこと。まことにありがたいことだと思う。


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東の方から見た2号墳

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