茨城県稲敷郡阿見町:星の里公園とその周辺

過日,星の里公園(茨城県稲敷郡阿見町星の里)とその周辺を散策した。現在では星の里という地名になっている地域は,その大部分が現況では工場団地となっている。この区域は,工場団地として整地される前は山林や畑地を主とする場所だったのではないかと推定され,また,古代の遺跡の包蔵地も多数あったと疑われる。しかし,全体像を示す明確な記録資料が見当たらないので確実なことは何もわからない。
星の里公園は,工場団地区域の東端付近にあり,運動場や自然散策路などがある。その北東端付近に「既存森林」という区域があり,現地の案内図の中には方墳のような形状をした塚状のものが明示されている。この塚状のものに関する記録等も見当たらないので,それが古墳なのか塚なのか現代に構築された築山なのかよくわからないのだが,とにかく見学してみることにした。
星の里公園の駐車場にクルマをとめて,既存山林の場所に向かった。高低差はあまりなく,遊歩道が整備されており,見通しの良い林の中にその塚があった。古墳のようにも見えるが,塚と向かい合うようにして如意輪観世音または白衣観世音ではないかと思われる石像(供養塔?)が立てられているので,信仰塚のようにも見える。要するに,外観だけでは何とも判断つきかねた。
ちなみに,いばらきデジタルマップ上では,この場所周辺には何も存在しないことになっている。『阿見町史』でも非常におおざっぱなことしか記載されていない謎の場所だ。

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案内板


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星の里公園の東側区域入口付近


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既存森林区域


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既存森林区域に入る階段


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既存森林区域内の周遊路


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西の方から見た塚のようなもの


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東の方から見た塚のようなもの


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南西の方から見た塚のようなもの


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石像(供養塔?)


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既存森林区域東端付近から見える景色

この記事へのコメント

あんけん
2020年10月13日 20:16
こんばんは、あんけんです。
もっと鬱蒼とした雑木林になってるのかと思いましたが、木の並びを見ると自然林ではなさそうにも見えました。もしそうなら尚更なのですが、マウンドの場所を柵て囲って保護してるという事は町の方で塚過去墳として認識はされてるのではないかと考えてしまいます・・・。仮設の手摺柵ではないのでトレンチ入れて周溝の確認ぐらいしててもおかしくない気もします。
電脳中年A
2020年10月14日 03:23
あんけんさん

コメントありがとうございます。

案内板の中にも方墳状の塚地形として明示されているので,案内板を設置した時点では何らかの塚のようなものとして認識されていたのでしょうね。

最初見た時は,既に湮滅した姫塚を移築・復元したものかとも思いましたが,現在では,規模や形状などから考えて,どうもそうではなさそうだと思っています。

非破壊調査技術が進んでいるので,活用したら良いのではないかと思います。