千葉県印旛郡栄町:千葉県立房総のむら(その3)

過日,千葉県立房総のむら(千葉県印旛郡栄町龍角寺)を見学した。
この施設は,龍角寺古墳群の所在地と同じ場所にあり,房総のむらの敷地内にも3基の古墳と多数の供養塚がある。
施設内には,過去の街並みを再現した区画があり,豪農の屋敷等の貴重な建物が再現されているほか,遊歩道の脇などに古い民俗文化が再現されている。

上総の農家屋敷を見学した後,陸橋をわたり,千葉県立房総のむらの北側の区画に入った。
この区画の東側には,龍角寺の旧参道があり,それに沿って多数の塚が並んでいる。その中にはかなり大きな塚もあり,円墳のように見える。この塚群に関しては,房総風土記の丘友の会編「竜角寺古墳群測量調査報告書」(昭和57年)の中に詳細な配置図がある。

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南の方から見た陸橋


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陸橋の南端付近にある綱吊り


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綱吊りの説明書


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北の方から見た陸橋


陸橋をわたると,広場のような場所になっいる。「おまつり広場」と命名された場所のようだ。その広場の中心付近に農村歌舞伎の舞台建物がある。大栄町前林(現在の地名は成田市前林)の諏訪神社拝殿をモデルに再現されたものとのこと。諏訪神社の拝殿は,歌舞伎を奉納できるように設計されていた。
この歌舞伎舞台建物には奈落(昇降または回転する舞台装置)もある。かつては人力で作動させていた。現代の歌舞伎舞台の大半は電動式になっているのだが,停電になったり電気装置が故障したりすると使用できないという脆弱性がある。人力の舞台装置と比較して,維持管理の費用も馬鹿にならない。それゆえ,それぞれ一長一短なのではないかと思った。


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農村歌舞伎舞台建物


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舞台装置


農村歌舞伎の舞台建物の右手(東側)の方には龍角寺塚群に属する大小の塚が集中している。ここから更に北の方にも幾つかの塚が点在している。個々の塚には標識がなく,また,ロープが張ってあって近くに寄れないため,確実ではないけれども,一応,「竜角寺古墳群測量調査報告書」の中にある配置図と照合してみた。
なお,龍角寺106号墳の前にも塚群がある。


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塚群所在地付近


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T28塚


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T30塚


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T30塚とT39塚の間にある塚群


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T39塚


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T67塚


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房総のむら北側案内図

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