日立市水木町:泉神社
過日,泉神社(茨城県日立市水木町)を参拝した。式内社である天速玉姫命神社とされている。祭神は,天速玉姫命。
泉神社には多数の境内社等があり,全て参拝した。
その名のとおり,弁天社(境内社)の脇から大量の湧水があり,素晴らしいの一言に尽きる。その湧水の水源を探究した調査結果は,浅学にしてよく知らないのだが,普通は,茨城県の指定文化財となっている「泉が森」を湧水の水源地と考えているのだろうと思う。しかし,どのように考えてみても,「泉が森」の保水力だけでは明らかにかなり不足しており,周辺地域一帯の宅地化等によって既に涸れているはずなので,もっと上流からの地下水脈のようなものがあるのだろうと思う。
湧水から湧き出る大量の清水は小川となって流れ,そこに棲息するイトヨを保護するために「イトヨの里泉が森公園」が設けられている。
なお,一般に,段丘崖したの裾部分に湧水があり,古代の「井」とされている場所の多くが段丘崖の崩壊地でもあるため,1500年以上も昔の「井」の所在地が現在の「井」の所在地と完全に一致していることはむしろ稀なことだろうと思う。「井」の所在地は徐々に移動するのが当たり前なのであり,そのようなことも併せ考えながら古代の景観を想像しなければならない。
泉神社
https://izumi-jinjya.com/
泉神社には多数の境内社等があり,全て参拝した。
その名のとおり,弁天社(境内社)の脇から大量の湧水があり,素晴らしいの一言に尽きる。その湧水の水源を探究した調査結果は,浅学にしてよく知らないのだが,普通は,茨城県の指定文化財となっている「泉が森」を湧水の水源地と考えているのだろうと思う。しかし,どのように考えてみても,「泉が森」の保水力だけでは明らかにかなり不足しており,周辺地域一帯の宅地化等によって既に涸れているはずなので,もっと上流からの地下水脈のようなものがあるのだろうと思う。
湧水から湧き出る大量の清水は小川となって流れ,そこに棲息するイトヨを保護するために「イトヨの里泉が森公園」が設けられている。
なお,一般に,段丘崖したの裾部分に湧水があり,古代の「井」とされている場所の多くが段丘崖の崩壊地でもあるため,1500年以上も昔の「井」の所在地が現在の「井」の所在地と完全に一致していることはむしろ稀なことだろうと思う。「井」の所在地は徐々に移動するのが当たり前なのであり,そのようなことも併せ考えながら古代の景観を想像しなければならない。
泉神社
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