茨城県稲敷郡阿見町:高砂遺跡周辺

過日,高砂遺跡(茨城県稲敷郡阿見町飯倉)の周辺を見学した。高砂遺跡は,前原古墳の北西~北約400~500mのところに所在している。現況は,大半が畑地等となっており,遺跡らしさはあまり感じられない。その畑の中央付近に塚のようなものがある。
この塚のようなものが古代からあるものなのか,中世以降に築造された土塁の残存物のようなものなのか,あるいは,現代に積み上げられた単なる土塊(建設残土など)なのかは全く不明。
いばらきデジタルマップによれば,この塚のようなもののすぐ北の方に「高砂古墳(本尻古墳)」とのマークがある。マークされた場所の現況は,畑地とブルーベリー果樹園敷地境界付近となっている。しかし,一般に,いばらきデジタルマップの表示それ自体がかなりアバウトなもので正確性を著しく欠くことがしばしばある。それゆえ,もしかすると,この塚のようなものが「高砂古墳(本尻古墳)」に該当するのかもしれないとも考えた。ただし,「高砂古墳(本尻古墳)」に関する公式の調査報告書等はWeb上では見つからないので,何とも言えない。
この高砂遺跡にある塚のようなものの北西には3基の円墳で構成される高砂古墳群所在地がある。 阿見町史編さん委員会編『阿見町史』(昭和58年)の69頁によれば,「飯倉高砂古墳群(円墳か)」は「3基とも隠滅。形状不明」とされているので,昭和58年当時には既に消滅していたと考えられる。所在地付近を歩いてみたけれども,現況においてもやはり墳丘またはその残存物らしきものは全くない。

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北西の方から見た様子


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北東の方から見た様子


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