栃木県芳賀郡益子町:荒久台古墳群13号墳・15号墳・16号墳

2020年3月初旬と2020年4月初旬(緊急宣言発令前)の2回にわたり,荒久台古墳群(栃木県芳賀郡益子町大字益子)を見学した。
荒久台古墳群は,天王塚古墳と呼ばれる1基の前方後円墳(1号墳)と17基の円墳(2号墳~18号墳)によって構成されている。益子町史編さん委員会編『益子町史第1巻 考古資料編』(昭和62年)の435~493頁の記述に従い,現存古墳を見学した。

荒久台13号墳は,荒久台14号墳前の道路をはさんだ東にある山林内にあり,直径約10.5m・高さ約2mの円墳とされている。墳丘の東側は民家の敷地となっている。14号墳付近から東に入る枝道のようなものがあり,その枝道に少し入ったところから墳丘が見えたので,写真を撮影した。『益子町史第1巻 考古資料編』の436頁によれば,墳頂部に石祠があるとのことなのだが,直近までアクセスしなかったので,よくわからない。

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北西の方から見た13号墳


荒久台15号墳は,荒久台13号墳のある林の南端付近に所在し,墳丘の南側から西側を回って天王塚古墳(1号墳)に至る道路がある。すなわち,荒久台15号墳の所在地が天王塚古墳(1号墳)に至る道路の入口付近に該当することになる。
荒久台15号墳は,直径約9.5m・高さ約2mの円墳とされている。道路に面した墳丘部分の一部が掘削されているように見えるけれども,ほぼ良好な状態で保存されていると言えるのではないかと思った。道路から見える範囲内で見学した。


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南の方から見た15号墳


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北西の方から見た15号墳


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15号墳の西側を通り天王塚古墳に至る道


荒久台16号墳は,荒久台15号墳の南にあり,直径約9m・高さ約2mの円墳とされている。『益子町史第1巻 考古資料編』の436頁によれば,荒久台16号墳の現況は宅地であり,氏神が祀られているとのことなのだが,該当するような墳丘は見当たらなかった。湮滅したものと思われる。

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