埼玉県児玉郡上里町:浅間山古墳

過日,浅間山古墳(埼玉県児玉郡上里町神保原町)を見学した。浅間山古墳は,直径約38mの円墳とされている。石室が開口しているが,石室前に神社がある。参拝した。
この神社の祭神等は不詳ながら,浅間神社だろうと思った。古墳が発掘される前の時代には神社の所在地が異なっていたと思われる。発掘前には,石室の開口していない饅頭型の大きな塚があり,その頂上に神社があったのだろう。
浅間山古墳は,旧中山道(中仙道)の道沿いにあり,旧本庄宿の中にあるので,本庄宿の住民は宿の安全と繁栄を祈願し,中山道を旅する人々は旅の安全を祈願したものかもしれないと思った。
石室には格子戸があり,施錠されているけれども,隙間から中を観ることは可能で,地下に降りて石室に入る構造になっていることを理解できる。ただし,石室の奥には土嚢が積まれている。遺跡保護のためと思われる。
この古墳からは直刀等が出土しているとのことなので,古代の武人の墓所なのだろうと思う。銅碗も蔵置されていたことから推測すると,被葬者はかなり身分の高い人であり,仏式により葬儀が行われたものと考えられる。ここでいう仏式とは,百濟の流儀における仏教または南北朝諸国(北魏等)の流儀における仏教を含む趣旨だ。

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古墳入口付近


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鳥居


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神社と石室開口部


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石室内部


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説明板


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西の方から見た様子


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南の方から見た様子



 埼玉県:中山道最大の宿『本庄宿』の再発見
 https://www.pref.saitama.lg.jp/b0111/midokoroh/midokoro-honjojuku.html

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