深谷市:黒田古墳群

過日,黒田古墳群(埼玉県深谷市黒田)を見学した。黒田古墳群は,関越自動車道花園ICのある台地の東端付近にある。台地下は,第一石産運輸株式会社埼玉事業部の非常に大規模な作業場となっており,大型トラックが頻繁に通行する場所でもあるので,静かな古代と最も旺盛に活動している現代の産業とが同居しているような不思議な環境の中にある。
黒田古墳群は,かつては30基ほどの古墳で構成されていたらしいのだが,現在残っている比較的大きな古墳は,2号墳,10号墳,16号墳,19号墳の4基だけのようだ。黒田古墳群を構成する古墳の配置図は,塩野博『埼玉の古墳 大里』(さきたま出版会)の171頁にある。
今回は,残存古墳中の2号墳,10号墳,16号墳を見学した。

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2号墳の前にある説明板


黒田2号墳は,現況で残全長約33mの帆立貝式前方後円墳とされているが,大きく掘削されており,古墳造営当時には全長約41mだったと考えられているらしい。墳丘には礫のようなものがいっぱいあった。葺石だろうと思うけれども,墳丘保護のために追加したものかもしれない。

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西の方から見た2号墳の全景


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2号墳の墳丘上の礫


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2号墳の墳頂付近


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南の方から見た2号墳の全景


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北の方から見た2号墳の全景


黒田10号墳は,2号墳の東約100mのところにある。墳丘が破壊されているため墳形が不明らしいのだが,周溝の内径は約14mで正円形だということが判明していることから円墳と思われる。墳丘の前に10号墳であることを示す標識がある。

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東の方から見た10号墳


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10号墳の墳丘


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北の方から見た10号墳


黒田16号墳は,2号墳の南約100mのところ(第一石産運輸の出入口付近)にあり,直径約16mの円墳とされている。

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北東の方から見た16号墳


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西の方から見た16号墳

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