埼玉県児玉郡神川町:元阿保稲荷神社と古墳

過日,元阿保稲荷神社(埼玉県児玉郡神川町元阿保)を参拝し,同社の基壇部となっている古墳を拝見した。元阿保稲荷神社は,式内社である武蔵国賀美郡今城青八坂稲実神社の論社の1つであり,かつ,式内社である今城青坂稲実荒御魂神社の論社である稲荷神社を合祀しているとのこと。古い神社であることは間違いないのだが,式内社であるとして,当時においては,現代考えられているような立派な社殿建物のある神社ではなく,墳丘そのものを神社として祀っていたのではないかと想像する。これらの式内社の別の論社としては,阿保神社(埼玉県児玉郡神川町元阿保)があり,大己貴命・素盞嗚尊・伊弉冉尊・瓊瓊杵尊・大宮女大神・布留大神を祀っている。「阿保」は,「王(多)」または「安房」または「阿波」または「青」またはと同じだろうと思われ,「安保」と同じと考えられる。阿保神社と元阿保稲荷神社との中間地点付近に阿保氏館跡がある。
元阿保稲荷神社の境内には幕末の塩川広平の墓とその業績を記した説明板がある。
元阿保稲荷神社の基壇部となっている古墳は,元阿保稲荷神社古墳と呼ばれ,円墳または前方後円墳とされている。現況は,直径約25mの円墳様の墳丘部分だけが残されている。その墳頂に稲荷神社の社殿があり,外見は,典型的な古墳神社の形態をとっている。

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鳥居


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社殿


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北西の方から見た様子


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北の方から見た様子


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南の方から見た様子


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塩川広平の業績を記した説明板

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