カナムグラの雌花

田圃の脇の農道を散策していたら,林縁でカナムグラHumulus japonicus)の雌花を見付けた。カナムグラは,ビールの原料となるホップ(Humulus lupulus)と同属の植物なので,その雌花も何となく似ている部分がある。
『万葉集』にある「ヤエムグラ」現代の和名ヤエムグラ(Galium spurium var. echinospermon)を指すのではなく,カナムグラのことを指すという見解は,今や支配的なものとなりつつある。私は,雌花をつける雌株のことを指したのではないかと考えている。なぜならば,カナムグラの雌花が八重になっているからだ。「ヤエムグラ」に限らず,これまでの万葉集学の通説及び懐風藻学の通説の中には植物の同定が誤っているのではないかと疑われる部分がかなり多数ある。その解釈論のほぼ全部について,根本的な書き換えが必要になってきているかもしれない。

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