新庄市:桂嶽寺と新庄藩主戸沢家墓所

過日,曹洞宗・向陽山瑞雲院(山形県新庄市十日町)とその墓域内にある6棟の新庄藩主戸沢家歴代の廟(御霊屋)を拝見した後,臨済宗妙心寺派・香雲山桂嶽寺(山形県新庄市十日町)を参拝し,その墓域内にある7棟目の廟を拝見した。
桂嶽寺は,瑞雲院の西方にある山の裾~中腹にある。この山は,泉田川の東岸に位置しており,その南東側は階段状の台地となっていることから,古くから城または砦が存在した場所なのだろうと思う。
桂嶽寺にある廟は,新庄藩2代藩主戸沢正誠のもので,遺言によりこの寺に建立されたものとのこと。墓域の奥の急峻な山道を登ったところにその廟がある。その山道の途中には夭逝した戸沢正誠の子・戸沢政武(正武)の墓もある。また,別の場所に歴代住職の墓所があるほか,江戸時代中期の財政家・和算家・新庄藩士の安島直円の墓碑がある。
桂嶽寺にある廟の基本構造は,瑞雲院にある6棟の廟と同じものだと言える。
廟に合掌した後,廟の写真を撮り始めたら,スズメバチが飛んでいることに気づいた。もしかするとこの廟の裏側あたりに巣をつくっているのかもしれないと判断し,早々にその場を退散することにした。

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桂嶽寺の本堂


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説明板


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廟に至る山道


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桂嶽寺の北東に隣接して護国神社がある。新庄藩2代藩主戸沢正誠の廟を拝見した後,この神社を参拝した。
この神社は,元は弁財天の御堂だっようで,池の中の弁財天を祀る島の上にある。外見だけで判断することは危険なことではあるけれども,その島の部分が古墳である可能性があり得るのではないかと感じた。

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護国神社の鳥居


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護国神社の拝殿


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湯殿山神社等


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池と島


護国神社の池の周辺では,サワヒヨドリ(Eupatorium lindleyanum)またはその園芸品種と思われる植物が花を咲かせ始めていた。

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郡山市の大安場古墳群の再訪から始まり,田村神社を参拝し,聖人坦古墳糠塚古墳天王壇古墳等の福島県内の幾つかの古墳を見学した後,米沢市内で一泊し,翌朝,上杉神社を参拝した上で,天神森古墳稲荷森古墳長岡南森遺跡安久津古墳群等の米沢盆地にある古墳と寒河江市にある高瀬山古墳を探訪し,それから新庄市まで北上して戸沢家墓所を拝見するというハードな旅程だったけれども,この護国神社がこの旅の最終到達地となった。護国神社を参拝した後,山形市~仙台市経由で東北自動車道を南下し,更に北関東道と常磐道を経由して帰宅した。翌日からはとなった。この旅の間には気象条件に恵まれ,無事に帰宅できたことを天に感謝した。


 山形県の町並みと歴史建築:新庄市:桂嶽寺
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