東京都文京区:白山神社と白山浅間古墳

過日,白山神社(東京都文京区白山)を参拝し,社殿の背後(北側)にある白山浅間古墳を見学した。祭神は,菊理姫命・伊弉諾命・伊弉冊命。境内地には,関東松尾神社,八幡神社,福受稲荷神社,伏見稲荷社,合祀社(三峯社・玉津島社・天満天神社・山王社・住吉社)もある。白山浅間古墳の墳頂にある浅間神社も境内社の1つという扱いのようだ。これら全ての神社を参拝した上で,その周辺を拝見した。落ち着いた雰囲気のある良い神社だと思った。ただし,鳥居の位置や社殿の配置に関しては,歴史的変遷があったのではないかと思われる。

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白山神社拝殿


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白山神社本殿


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手水


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白山神社由緒書


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関東松尾神社


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八幡神社


白山浅間古墳は,柵で囲われているが,祭礼の時などには扉が開けられ,墳頂の浅間神社を参拝できるようだ。古墳のすぐ西側に白山公園という小さな公園があり,この公園から見ると墳丘の全体構造を比較的良く理解できる。ただし,墳丘上には多数のアジサイが植栽されており,その部分では墳丘が見えにくい。

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西側から見た全景


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南東側から見た様子


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北側から見た様子


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墳丘に登る階段と浅間神社の鳥居


地下鉄白山駅から歩いてみると実感できるのだが,白山神社のある場所は,段丘の縁にあたる。このあたりの地形はちょっと謎があり,後世に改変されているのだろうと想像するが,大きく見ると,たぶん,古代においては,北区や文京区を含む段丘上の台地に人々が住み,その台地の縁に飛鳥山1号墳赤羽台第3号古墳十条冨士塚のような大きな墳墓を造営し,台地の東側にある低地は,基本的には水面または泥湿地であり,擂鉢山古墳のある上野公園のあるあたりだけが島になっており,五條天神社(台東区上野公園)と根津神社(文京区根津)との間は海峡のような状態であり,台地に上がるための関所のような場所が根津だったと考えられる。白山神社古墳は,そのような大きな図柄の中で理解されるべきものだろう。

 文京区:白山神社
 https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/jisha/hakusan.html

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