自宅のラン:石斛「鷲」が開花

今年も「」が開花した。唇弁に特徴があり,同様の特徴を示す花物石斛が何種類かある。おそらく,広東石斛(Dendrobium wilsonii)を用いた交配品種なのではないかと推定される。草丈がかなり高くなるという特徴も一致している。肥培するともっと大きくなるのではないだろうか。根を更に改善した上で肥培実験をしてみようと思う。

Dendrobium cv.


Dendrobium cv.


Dendrobium cv.



この品種は,草丈が高くなるにつれて節の数が非常に多くなる傾向がある。このことからもセッコク(Den. moniliforme)ではないということを理解することができる。

唇弁の特徴から推測すると,Dendrobium anosmum forma alba の遺伝子が入っているのではないかと思う。

この記事へのコメント

アルパカ
2015年05月18日 01:37
電脳中年Aさん

セッコクは草丈が伸びるに従って
節が多くはならないのですか?
2015年05月18日 06:03
アルパカさん

セッコク属(デンドロビウム属)の植物の識別基準はいろいろありますが,図鑑を丁寧に読んでいただくと,まともな図鑑であれば必ず標準的な節の数が書いてあります(ただし,日本語で書かれた現行の図鑑の中には,残念ながらちゃんとした図鑑が1冊もありませんので,図書館等で各種資料を丹念に調べ,自分で自分用の図鑑をつくるしかありません。)。その節の数から大きく外れるものは別種と考えるのが分類学の基本です。

節が非常に多数になるものは,そもそもセッコク(Den. monikiforme)ではないと考えても,ほぼ間違いないと思います。

もちろん,茎が短い状態で成長停止してしまうと節の数が2~3個くらいでとどまってしまうことがあります。私が言っているのは,完全に成長した状態での節の数のことです。そういうこともあるので,実験をしても大丈夫そうな個体については超肥培実験を試み,最大の大きさにするとどういうことになるのかを観察し続けているんです。園芸品種の場合,超肥培実験をやってみるととんでもなく異なる姿に変化してしまうことが多く,興味が尽きません。

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  • 自宅のラン:石斛「鷲」(その後)

    Excerpt: 「鷲」の新木が大きくなり,新葉がどんどん伸びている。昨年よりも大きな葉になっており,新しい葉は曙斑のようになっている。 Weblog: 怠け者の散歩道 racked: 2015-08-14 05:47