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<<   作成日時 : 2015/04/22 08:44   >>

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種子交換会で「フジバカマ」の種子を入手し,4月4日に播種した。10日ほど経過して発芽し始め,現在,多数の芽が続々と出続けている。どれだけ生き残るかわからない。また,本当にフジバカマ(Eupatorium japonicum)かどうかもわからない。しかし,種子交換会の運営者を信じて育てみようと思う。

Eupatorium sp.
「フジバカマ」として入手した種子の実生


四国ガーデンから購入した「白花フジバカマ」という園芸品は随分と増えた。大きな鉢2つに株分けしたが更に増え続けている。このほか,比較対照して検討するため,何種類かの類似品を栽培している。

Eupatorium sp.
「白花フジバカマ」として入手した園芸品


この「白花フジバカマ」を観察すると,葉の形状等ではフジバカマ(Eupatorium japonicum)特有の形質とされる特徴を多く示しているように思う。しかし,ヒヨドリバナ(Eupatorium makinoi )との交配品という見解もある。

私が思うには,もともとフジバカマ(Eupatorium japonicum)それ自体が人工交配された園芸品種であり,現在あるものはそれを更に交配した園芸品の子孫なので,播種すると様々な形質をもった個体がバラバラに出てくることがあり得る。「純粋な野生種で単一の形質をもっている」と考えるのは思索が浅すぎる。そもそも,植物学者が記載したときには,多種多様な形質をもつ個体群の中から自分の「お気に入り」を恣意的に選択し,「これが標準だ」と自分勝手に宣言しているだけのことに過ぎないのではないかと思う。

日本の野生植物の大半は,古代中国の唐代以降(確度が高いのは明代以降)にわたってきた園芸品が野生化した帰化植物の子孫,あるいは,江戸時代に清から輸入された薬草や救荒植物とその交配品が植栽・栽培・増殖された後に野生化した帰化植物の子孫だと推定され,植物学全体について根本的なところから完全な見直しが求めらていると考える。かつての植物学者の趣味的な恣意は全部排除し,また,国文学者等の非科学的で客観性や検証可能性のない単なる主観的な思い入れのようなものは徹底的に排除し殲滅した上で,遺伝子解析結果という客観的で第三者による検証や批判が可能な即物的手法のみに基づき,もっと集約された大きな枠組みでの「群」としてとらえる植物分類手法に移行させ,そして,個性的な形質をもつものは「品種」として保護し,育成・増殖・産業化していくことが大いに望ましい。このような考え方は,現在の日本では主流ではないかもしれないが,国際的な標準的取扱いと適合しているので,いずれ日本でも主流になることが絶対確実だ。

基本的には,栽培・育成すべき植物群すなわち農林水産物とし,そして,環境省マターではなく農水省マターとして扱うのが理論的には正しい。

なお,野生のヒヨソリバナやフジバカマ類似種の観察も継続している。


  四国ガーデン
  http://www.shikoku-garden.com/

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