怠け者の散歩道

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help リーダーに追加 RSS ヤエヤマヤシ

<<   作成日時 : 2008/07/17 08:37   >>

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石垣島を訪問した際にはヤエヤマヤシの自生地にも足を運んでみた。ヤエヤマヤシは,1属1種で,石垣島と西表島にのみ自生する珍しいヤシだという。実際に観察してみると,全体の姿は要するにヤシなのだが,樹皮の模様がとても印象的で,根元に細い気根のようなものが出ているのが興味深かった。

Satakentia liukiuensis
Satakentia liukiuensis


ヤシというと大きなヤシの実が海に浮かんで砂浜に流れ着くような情景を思い浮かべがちだ。しかし,ヤエヤマヤシの種子はとても小さく,1.3センチほどの米粒のような形をしたものだという。一般にヤシとして認識されている植物とはかなり異なる植物であることになる。また,ヤエヤマヤシは,海岸に生えるのではなく,少し山地のほうに生えるヤシのようだ。

ヤエヤマヤシは,国の天然記念物に指定されているのだが,世界規模でその栽培品が流通しているようだ。鉢植えでも育てられるのだろう。けれども,やはり,何百年もかけて大きく成長した自生のヤエヤマヤシこそその本当の姿を示しているのに違いない。このような自生地も大事にしていかなければならない。

なお,今回撮った写真を下記の英語版図鑑のほうにまとめておいた。


 米原のヤエヤマヤシ群落
 http://fujukan.lib.u-ryukyu.ac.jp/ja/nature/details.php?id=EO-00155&lang=ja

 Prof. Summer's Web Garden: Satakentia liukiuensis
 http://fern.la.coocan.jp/Arecaceae/Satakentia%20liukiuensis/Satakentia%20liukiuensis.htm


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
一般的に思い浮かぶヤシの木とは違いやまの中に群生しているヤエヤマヤシの姿は圧巻ですね。画像の中心部にある白っぽい部分は花なのでしょうか???
英語版のほうの幹肌や根をみると当地(茨城)に昔からあるシュロと同じように節があるんですね
kujira84
2008/07/18 09:20
kujira84さん こんにちは。
ヤシにも様々な種類があるものですね。自然界は奥行きが深いです。
ヤエヤマヤシの幹には節のような線があります。1年でひとつできるものかどうかは知りませんが,そのヤシの年齢を示すものであることは確実だろうと思います。
なお,ヤエヤマヤシの発見と命名の由来について,下記に記事があるので,ご覧ください。

 ヤシ・ソテツ館
 http://www.satake-japan.co.jp/jiten/yashi_sotetsu/index.html

電脳中年A
2008/07/19 07:03
電脳さん、ありがとうございます。
ヤエヤマヤシの発見者が、万石や精米機で有名な「サタケ」の2代目社長であり植物学者の佐竹俊彦氏なんですね。
また、シュロがヤシ科の植物で関東地方が北限なんですね。でも最近このシュロがすごい繁殖なんです。種がこぼれてすぐ芽を出してしまいます。
やはり温暖化の影響でしょうか???
kujira84
2008/07/19 08:55
kujira84さん こんにちは。
鉢植えや温室で栽培されているものは別として,私の手持ちの図鑑によると,かつては静岡県あたりがシュロの北限だったそうです。現在では,茨城県では普通に自生が観られますよね。ただ,ときどき,日本のシュロではなく外来のシュロ(たぶん,トウジュロ)ではないかと思われるものが混じっています。そのことから,2つの可能性が考えられます。一つは,温暖化によりシュロが自力で北上しているという可能性,もう一つは,人間が栽培したり植樹したりしたりしたことにより北限の北上が促進されているという可能性,この2つです。
園芸栽培とその野外逸出による分布域の変化はどの植物についてもあることで,単純に温暖化だけでは説明できないかもしれません。
とはいえ,すご〜〜〜く暑い日が続いていますね。^^;;
電脳中年A
2008/07/19 20:07

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