古河市上大野:大松山古墳群

過日,大松山古墳群(茨城県古河市上大野)を見学した。
大松山古墳群は,上大野グラウンドの駐車場の西約100mのところにある道路脇(東側林内)にある。総和町史編さん委員会編『総和町史 資料編 原始・古代・中世』(平成14年)の259頁によれば,道路脇に4基の円墳が南北に並んでおり,山中建設工業の敷地の東側付近に4号墳があり,4号墳の北の方に北から順に1号墳~3号墳があることになっている。最も保存状態の良いものは1号墳であり,直径8m程度の円形のものとされている。
現地で丁寧に観察してみたけれども,1号墳~3号墳は既に湮滅していると判断した。4号墳と思われる塚は一応残存していたけれども,目測で直径3~5m前後・高さ50cm前後の小塚だった。この小塚もいずれ消滅してしまうことだろうと思う。
なお,古墳所在地の西側にある道路は,三社大明神の参道として古くからあった道路だと考えられること,また,塚が道路に沿って直線的に並ぶ形態をしていることから考えると,大松山古墳群を構成していた4基の塚は,古墳ではなく,庚申塚や十三塚のような信仰塚の一種だったのではないかとも考えられ得る。

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南の方から見た大松山古墳群所在地の道入口付近
(右手の道路脇の林内が4号墳の所在地)


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北の方から見た大松山古墳群所在地付近
(左手の道路脇及び林内が1号墳~3号墳の所在地)


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南西の方から見た4号墳所在地付近


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4号墳と思われる小塚


私が現地を訪問したのは,上大野グラウンドの駐車場にある素心ロウバイが綺麗に咲き出す頃だった。


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素心ロウバイ

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