栃木県下都賀郡壬生町:牛塚古墳

過日,牛塚古墳(栃木県下都賀郡壬生町大字壬生甲)を見学した。牛塚古墳は,全長約60mの帆立貝式前方後円墳とされている。造営当初の形状のままとは思われないけれども,全体としてナメクジのような形をしているように感じた。現況の前方部は低く,なだらかになっている。後円部は比較的良く残っているのではなかろうか。
牛塚古墳は,車塚古墳愛宕塚古墳よりも更に段丘崖に近い段丘の縁にある。現在では森に包まれているけれども,造営当時には木々が存在しなかったと推定され,段丘下(西側)の黒川からも良く見えたのだろうと想像する。

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東側から見た全景


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説明板


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前方部の方から見た全景


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前方部から見た後円部


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後円部側面


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周溝


墳丘上にはキノコが生えていた。イッポンシメジの類ではないかと思うが,よくわからない。

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「しののめ公園駐車場」にクルマを停め,愛宕塚古墳,車塚古墳,牛塚古墳の順に徒歩で見て回った。
途中にある田の端のところに馬頭観世音の碑があった。比較的新しい碑のようだ。
一般に,馬頭観世音は,かつて掘削された際に刀剣が発見されたような古墳のあった場所に立てられることが比較的多いように感じられるので,もしかすると,圃場整備する前にはそのあたりにも古墳があったのかもしれないと思った。

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徒歩で「しののめ公園駐車場」に戻り,黒川の河岸にある堤防の上から黒川を眺めた。河川敷が異常に狭過ぎる。安全を優先するのであれば,両岸とも5倍以上の幅の河川敷が必要なのではないかと考える。しかし,実際にはとても狭い。これでは大雨があれば洪水になってしまうのではないかと危惧しながら,写真を撮っておいた。心配し過ぎということではなかったようだ。
一般に,ぎりぎりまで無駄を省き,最適化するという基本的な思想は,根本的なところで全滅を招く危険思想の一種だと思っている。「無用の用」というものを考えなければならない。

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