行方市矢幡:瓢箪塚古墳

過日,瓢箪塚古墳(茨城県行方市矢幡)を見学した。
矢幡瓢箪塚古墳は,矢幡瓢箪塚古墳と呼ばれ,稲荷森古墳の南東の方にある。
矢幡地区には瓢箪山古墳や赤坂山古墳群などの古墳が多数あり,その中には前方後円墳も含まれている。しかし,その多くは台地尾根上の山林内となっており,アクセス可能な経路がよくわからない。
矢幡瓢箪塚古墳は,台地裾にあり,墳頂に稲荷神社が祀られているので容易にアクセス可能となっている例外的な存在の1つ。墳長75m,後円部直径40m・後円部高さ7m,前方部幅20m・前方部長さ35m・前方部高さ4mで,前方部を北西に向けた前方後円墳とされている。保存状態の良い大きな古墳だと言える。
大生西部古墳群(大生地区)~大生東部古墳群田ノ森古墳群(釜谷地区)~浅間塚古墳群(大賀地区)~矢幡地区は,同じ台地上及びその東側裾(北浦側)にあり,古代において相互に密接な関係を有する一族が朝廷の命により屯田・支配した地なのではないかと想像される。
一般に,戦国時代~江戸時代における転封のような出来事は,古代においても存在したと思われる。そもそも,本来の意味(古代中国の国家体制という意味)における封建制とは,そのような転封を命ずることが実効的に可能であることを前提とする支配体制だったと理解すべきものだ。古代の倭国(日本国)においても同じだったのだろうと考えられる。
矢幡瓢箪塚古墳の後円部裾(南東側)に稲荷神社の鳥居と石段がある。その石段を登って参拝した上で,周辺を拝見した。鳥居の額には「稲荷明神」と記されている。

IMG_5216.JPG
南東の方から見た全景
(左手前が後円部・右奥が前方部)


IMG_5198.JPG
東の方から見た後円部


IMG_5200.JPG
石段


IMG_5201.JPG
鳥居


IMG_5215.JPG
社殿


IMG_5204.JPG
境内社


IMG_5205.JPG
敷石


IMG_5213.JPG
社殿背後の墳頂付近


IMG_5210.JPG
墳頂付近から見た前方部


IMG_5193.JPG
前方部端付近

この記事へのコメント