古河市北利根:久能向原古墳群の所在地

過日,久能向原古墳群(茨城県古河市北利根)の所在地を見学した。旧久能地区の範囲内にある。
現地には駐車場がないので,北利根北公園の駐車場にクルマを停め,徒歩で現地に向かった。そのあたりは工場地帯であり,大規模な工場が続いている。ただし,某社の敷地内では,ピンク色のシャツを来た管理職者のような人がゴルフの練習中だった。新型コロナの影響で業績悪化しているとは思われないが,少なくとも工場の操業に集中しなければならないような状況ではないようだ。他の企業の工場もフル稼働状況下にあるように見えない。
一般に,経済現象は生き物なので将来のことを正確に予測することはできないのだが,いずれ工場地帯としての規模を縮小しなければならなくなる日が来るかもしれないと思った。なお,これまでの高度経済成長期にそうであったような大量生産の時代が既に終焉を迎えていることは間違いない。

事前にGoogleストリートビューで調べてみたところ,古墳群所在地には林があり,3基の比較的大きな円墳が現存している状況が表示されたので,まだ現存していると思って現地を訪問した。
しかし,現況は,所在地全体が完全に削平され,大きな倉庫が3棟建てられていた。残念。
既に湮滅してしまってはいるが,総和町史編さん委員会編『総和町史 資料編 原始・古代・中世』(平成14年)の262頁によれば,1号墳は直径26m×30mの円墳,2号墳は直径25m×20mの円墳,3号墳は直径34m×33mの円墳だったようだ。
下記の古河市の広報誌によれば,2019年7月に久能向原古墳群の発掘調査が行われたとのこと。それ以降に削平されてしまったのだろう。

なお,古墳群所在地の北側の方には大きな円墳のようにも見える地形がある。しかし,これは,建設用土等を積み上げているだけなのかもしれないし,自然の地山の一部なのかもしれないが,古墳ではないだろうと思う。

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北利根北公園の一部


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工場地帯の入口付近にある築山


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久能向原古墳群の所在地現況


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久能向原古墳群所在地の北側にある謎の地形部分



 古河市:古河歴史見聞録
 https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/material/files/group/1/R2_kouhou_koga02M8.pdf

 古河市景観づくりの指針(平成26年3月)
 https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/material/files/group/43/shishin.pdf

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