栃木県芳賀郡市貝町:多田羅古墳群(その2)

過日,多田羅古墳群(栃木県芳賀郡市貝町多田羅)を見学した。
多田羅古墳群は,7基の円墳で構成される古墳群。
多田羅古墳群の1号墳~3号墳は,多田羅沼のすぐ東の段丘縁のような場所にあり,見学可能。
多田羅古墳群の詳細は,市貝町史編さん委員会編『市貝町史』(平成2年)の530~537頁にまとめられている。

多田羅古墳群の2号墳と3号墳は,1号墳所在地から北に向かって順に並んでいる。1号墳と2号墳との間には,南東側から古墳群所在地に登る小路と古墳群所在地を北東~南西に走る小路とが交差する十字路のような場所がある。その場所から西に進むと多田羅沼の北東岸付近に出る。その十字路のような場所から南西に進むと1号墳に至り,北東に進むと2号墳及び3号墳所在地に至る。
1号墳~3号墳の所在地付近は,元は山林だったと思われるけれども,現況では樹木が伐採され,見通しの良い状態となっている。

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東の方から見た2号墳(左)と3号墳(右)の所在地付近


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北の方から見た十字路交差点のような場所
(奥に見えるのは1号墳)


多田羅2号墳は,直径約23m・高さ約1.9mの円墳とされている。町指定史跡となっている。
多田羅3号墳は,直径約28m・高さ約2.3mの円墳とされている。町指定史跡となっている。
いずれも枯草が密になっていたので,葉のある時期に訪問すると草が繁茂していて見つけられないかもしれないと思った。


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南西の方から見た2号墳


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西の方から見た2号墳


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北西の方から見た2号墳


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南西の方から見た3号墳


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西の方から見た3号墳


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北西の方から見た3号墳


『市貝町史』の530頁にある配置図によれば,3号墳所在地付近から北東方向に山道があり,その道を進むと4号墳(直径約30m・高さ約2.5mの円墳),5号墳(直径約13m・高さ約0.7mの円墳)及び6号墳(直径約14m・高さ約1.5mの円墳)の所在地に至り,そこから更に北東の方に進むと8号墳(直径約30m・高さ約1.9mの円墳)の所在地に至ることになっている。しかし,それらの古墳の方に進む山道の分岐点付近の現況は,植林された山林となっていて道が途切れている。その山道から北の方に分岐して進む山道もあり,その山道をいったん北の方に進んだ後に東の方に折れる山道を進むと8号墳の所在地に至ることができたようなのだが,この山道も途中で途切れてきた。つまり,現況においては,この台地の尾根上から4号墳~8号墳に至る道はない。
そこで,4号墳~8号墳の東側~北東側にある農道を歩いてみたけれども,そちらの方向からの山道も全て消滅していた。要するに,現況では,4号墳~8号墳へアクセスできる道はない。
7号墳(直径約10m・高さ約1.5mの円墳)も探してみようと思ったのだけれども,そこに至る道がなく,周辺一帯が林内の笹薮となっているので探索を断念した。


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3号墳の北東の方にある山林
(右手の方に進む道が消滅しており,北に進む道のみ存在)


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多田羅橋から見た4号墳~8号墳所在地付近


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多田羅橋から見た1号墳(左端)~3号墳(右端)


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多田羅橋から見た多田羅古墳群全景


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多田羅橋


多田羅橋の東の方に小さな塚のようなものがある。古墳とはされていないし,古墳ではないだろうと思う。


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多田羅橋の南東には本社山古墳(直径37~39m・高さ約4mの円墳)があることになっている。有限会社藤植木の建物裏(西側)の林内がその所在地になっているのだけれども,公道からはよくわからなかった。
その手前に塚のようなものがあったけれども,作業用の土砂を積んだものではないかと思う。


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北西の方から見た本社山古墳所在地付近


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真岡鉄道の鉄道車両

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