東御市和丸山:中曽根親王塚古墳

過日,中曽根親王塚古墳(長野県東御市和丸山)を見学した。
中曽根親王塚古墳は,1辺55×52m・高さ12mの方墳とされている。発掘調査の結果,墳丘と国道141号線との間に幅約18mの溝が発見されている。かなり大きな古墳ということになるが,実際に観ると本当に大きな古墳に見える。
古墳の名称は,旧地名である中曽根村の「中曽根」に由来するとのこと。「中曽根親王」という名の親王が存在したというわけではない。かつては「滋野親王御陵」と呼ばれていたそうで,「丸山親王塚」とも呼ばれているらしい。要するに,親王クラスの非常に高位の被葬者に相応しい大きな塚という意味で「親王塚」と呼ばれてきたのではないかと思う。
中曽根親王塚古墳は,「ガーデンプラザWATABE」という園芸店の敷地内にある。訪問した時は既に入口が閉じた状態だったので,「コロナの関係で早々と閉めたのかな?」と思いながら,墳丘の南側の方に降りて見学し,そちらの方からはアクセスの方法がないことを確認した上で,元の道を北の方に戻ったところで経営者と思われる方から声をかけられた。何でも会合があるために早目に店を閉じたのだとのこと。長い時間をかけて高速道路を走り,古墳を見学しにやってきた旨を説明すると,そろそろ会合に出発しなければならない時刻にもかかわらず,「遠くから来たのだから,ぜひ古墳に登って見ていってください」とのこと。
そのご厚意に甘えることにした。まことにありがたいことだと思う。
あまり迷惑をかけたくないので,素早く見学した。墳丘は,非常に丁寧に手入れされており,短時間の集中豪雨の直後だったのにもかかわらず,特に支障なく墳丘に登ることができた。墳頂には説明用の立派な石碑があった。
墳頂から見えた景色から受けた直観的な印象としては,正式の意味での親王なのかどうかは別として,古代の極めて高貴な人物を被葬者とする墓所であることだけは間違いないと思った。
古墳の見学を終えた後,その方に深く御礼を述べ,その場を辞した。
そのあと,高速道路をひたはしり,無事に帰宅した。

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北の方から見た様子


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北西の方から見た様子


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墳頂付近


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墳頂の説明板


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葺石?


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墳頂から見える景色


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国道から見える「ガーデンプラザWATABE」の屋根

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