上田市小泉:半過古墳群10号墳の石室

過日,半過古墳群10号墳の石室を見学した。
半過古墳群10号墳は,バイパス道路建設中に発見された古墳で,直径約7mの円墳とされている。石室が残されており,土器,鉄鏃,ガラス玉,人骨等が出土したようだ。
半過古墳群10号墳の石室は,道の駅「上田道と川の駅おとぎの里」(長野県上田市小泉)の敷地内に移築・復元されている。
半過古墳群に関しては,国土交通省関東地方整備局・上田市・上田市教育委員会「中の沢遺跡・半過古墳群-一般国道18号(上田坂城バイパス)改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書」(2009年3月)の中で詳しくまとめられている。
なお,古墳時代の遺跡から出土するガラス玉の多くは,首飾りの一部として推定されている。残されていた珠(玉)の数が少ない場合に関しては,様々な説明が考えられているけれども,いずれも推測の域を出ない。私見としては,珠(玉)の数が比較的少ない場合の中には首飾りとしてではなく,仏教の数珠や景教のロザリオのようにして用いられたものがあるのではないかと想像している。

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説明板


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斜め前から見た石室


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正面から見た石室


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復元墳丘?


道の駅「上田道と川の駅おとぎの里」の東には「岩鼻」と呼ばれるとても大きな崖があり,その南側部分に大きなトンネルの作りかけのような地形がある。自然にできたもののようなのだが,それにしても,どうしてこのような地形が形成されるのか,とても不思議だ。もし人工物だったとしたら,大きな磨崖仏をつくろうとしたけれども落盤・崩壊により失敗した遺跡のようなものかもしれないと思った。
道の駅の建物の壁面には,岩鼻にまつわる様々な伝承をまとめて記載したパネルがあった。


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案内板


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岩鼻


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岩鼻にある中途半端なトンネルのような地形



 信州上田観光情報:岩鼻
 https://www.city.ueda.nagano.jp/site/kankojoho/5856.html

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