日立市十王町:長者山古墳群

過日,長者山古墳群(茨城県日立市十王町伊師)を見学した。
長者山古墳群は,国指定史跡である長者山官衙遺跡のある愛宕神社境内地の北側に所在し,2基の円墳で構成される古墳群とされている。
茨城大学史学第六研究室・十王町教育委員会編『十王町の遺跡-十王町埋蔵文化財包蔵地分布調査報告書-』(1991年)の39頁及び41頁によれば,長者山1号墳は,伊師町集落田園都市センターに入る分岐点付近にあり,直径25m・高さ2mの円墳とされている。ただし,同書41頁には「塚の可能性もある」との注記がある。
1号墳の墳頂には二十三夜塔があり,墳丘前に供養塔などを集めた御堂がある。これらの供養塔等は,かつては1号墳の墳丘上及びその周辺にあったものと思われる。その御堂の前で合掌した。
長者山2号墳は,1号墳の北にある墓地脇にあり,直径4m・高さ2mの円墳とされているが,現況では墳丘と明確に認識可能なものはなかった。道路拡張工事及び墓地整備工事の過程で消滅してしまったのではないかと思われる。
長者山官衙遺跡周辺は,草が繁茂しており,近づけなかった。草が枯れている季節に再訪したいと思っている。
なお,私が訪問した時には,伊師町集落田園都市センターは閉鎖されており,地域住民以外の者は全く利用できないような状態となっていた。

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1号墳の前(南東側)にある御堂


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南西の方から見た1号墳


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1号墳の墳頂にある二十三夜塔


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東の方から見た1号墳


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国指定史跡長者山官衙遺跡の標識


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国指定史跡長者山官衙遺跡所在地付近


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椎の巨木


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保存樹木の説明板

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