日立市十王町:十王台古墳群1号墳

過日,十王台古墳群の所在地を訪問し,十王台1号墳(茨城県日立市十王町伊師本郷)を見学した。
茨城大学史学第六研究室・十王町教育委員会編『十王町の遺跡-十王町埋蔵文化財包蔵地分布調査報告書-』(1991年)の25頁及び29頁によれば,十王台1号墳は,全長40~50mで,南西の方に前方部を向けた前方後円墳とされている。くびれ部は掘削されて通路状になっており,後円部は帆立貝のヒモ部分のように環状に円形の残骸用盛土を残すのみで,元の墳丘の大部分が墓地となっている。前方部は比較的良く保存されているようで高さ3m・幅20mとされている。ただし,前方部端付近は掘削されて墓地となっている。
十王台1号墳の所在地付近は,全体として墓域なので,いずれ墓地となって消滅してしまう古墳なのかもしれない。
なお,十王台1号墳の東に隣接して十王台2号墳(直径30m・高さ2mの円墳)が存在することになっている。近くまでアクセスしなかったので確実ではないが,公道から見た限りにおいてはそれらしいものを見つけることができなかった。湮滅したのかもしれない。

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南東の方から見た後円部残存部分


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南の方から見た後円部残存部分


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南東の方から見たくびれ部付近
(右が後円部・左が前方部)


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南東の方から見た前方部


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北西の方から見た前方部


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1号墳前方部所在地西側付近から見える景色

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