上越市牧区:宮口古墳群(その4)

過日,宮口古墳群(新潟県上越市牧区宮口)を見学した。
宮口古墳群は,31基の円墳で構成される古墳群(群集墳)であり,史跡公園として整備されている。
史跡公園の中心部付近にある復元古墳を見学した後,資料館前の道路の西側水田縁にある8号墳~25号墳を見学した。
これらの古墳の墳丘は,史跡公園として整備された際に復元されたもののようだ。古墳の番号順に,概ね北の方から南の方に移動しながら見て回った。古墳の番号に関しては,村教育委員会「宮口古墳群Ⅱ(第3次発掘調査)-新潟県東頸城郡牧村宮口古墳群発掘調査報告書-」(1979年)の7頁にある配置図を基本とし,これと合致している限り,現地に立てられている標柱の番号に従うことにした。
なお,8号墳,16号墳,18号墳,19号墳,25号墳は湮滅した古墳または地下遺構だけの古墳のようで,墳丘がないので,古墳分布図に従ってその所在地付近を見学した。これら墳丘のない古墳に関しては,標柱はない。

宮口8号墳は,長径5.20m・短径3.85mの楕円形をした円墳とされており,墳土のない古墳だったようだ。その所在地は,必ずしも明確ではないが,現況の駐車場付近に該当するのではないかと思う。

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古墳群の駐車場から見た北西側の様子



宮口9号墳,宮口10号墳及び宮口11号墳は,小郡群の北西端付近にまとまって所在しており,いずれも石室の一部と見られる石積み遺構があるのみで,墳丘がないものだったようだ。現況は,立派な円墳として復元されている。
宮口10号墳からは直刀等が,宮口11号墳からは金銅装円頭太刀等が出土しているので,いずれも武人の墓所と思われる。
なお,宮口9号墳,宮口10号墳及び宮口11号墳の相対的位置関係に関しては,宮口古墳群の発掘調査結果は,牧村教育委員会「宮口古墳群-新潟県東頸城郡牧村宮口古墳群発掘調査報告書-」(1976年)の22頁にその記載がある。


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南の方から見た9号墳


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南東の方から見た10号墳


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南の方から見た11号墳


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10号墳付近から見た古墳群の様子

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