藤岡市中大塚:平地神社と古墳
過日,平地神社(群馬県藤岡市中大塚)を参拝した。
平地神社の社殿脇に天満宮がある。また,境内には,庚申塔等が多数並べられている。
平地神社の鳥居は,社殿から少し離れた南の方にある。そこから長い参道があり,社殿の手前(社殿の北東側)に古墳がある。
この古墳は,平地神社古墳と呼ばれ,直径33m・高さ3.5mの円墳とされている。
平地神社古墳の墳上上には稲荷大明神がある。平地神社の境内社という位置づけではないかと思う。鳥居の額には「正一位稲荷大明神」と記されている。参拝した。
平地神社古墳の墳丘南西側に石室が開口している。石室入口には柵があるけれども,柵の隙間から石室内の様子を観ることができる。
この古墳だけが孤立して造営されたとは考え難いので,かつては古墳群だったのではないかと想像した。鮎川のすぐ近くに立地していることから,河川氾濫により墳丘が流され,または,押し寄せる土砂によって埋没した可能性がある。きちんと調査すれば,地下遺構が見つかるのに違いない。一般に,歴史学においても考古学においても,干拓や耕地整理等の人為的要素だけではなく,大規模自然災害による景観・地形の広域的かつ根本的な変容という自然的要素も十分に考慮に入れなければならない。
藤岡市:平地神社古墳
https://www.city.fujioka.gunma.jp/kakuka/f_bunkazai/heitizinzyakohun.html
偏平足:石仏235 意波羅山(埼玉)
https://blog.goo.ne.jp/bosatu2014/e/9e0bd67fc9fb3de418f801d860e29195
平地神社の社殿脇に天満宮がある。また,境内には,庚申塔等が多数並べられている。
平地神社の鳥居は,社殿から少し離れた南の方にある。そこから長い参道があり,社殿の手前(社殿の北東側)に古墳がある。
この古墳は,平地神社古墳と呼ばれ,直径33m・高さ3.5mの円墳とされている。
平地神社古墳の墳上上には稲荷大明神がある。平地神社の境内社という位置づけではないかと思う。鳥居の額には「正一位稲荷大明神」と記されている。参拝した。
平地神社古墳の墳丘南西側に石室が開口している。石室入口には柵があるけれども,柵の隙間から石室内の様子を観ることができる。
この古墳だけが孤立して造営されたとは考え難いので,かつては古墳群だったのではないかと想像した。鮎川のすぐ近くに立地していることから,河川氾濫により墳丘が流され,または,押し寄せる土砂によって埋没した可能性がある。きちんと調査すれば,地下遺構が見つかるのに違いない。一般に,歴史学においても考古学においても,干拓や耕地整理等の人為的要素だけではなく,大規模自然災害による景観・地形の広域的かつ根本的な変容という自然的要素も十分に考慮に入れなければならない。
藤岡市:平地神社古墳
https://www.city.fujioka.gunma.jp/kakuka/f_bunkazai/heitizinzyakohun.html
偏平足:石仏235 意波羅山(埼玉)
https://blog.goo.ne.jp/bosatu2014/e/9e0bd67fc9fb3de418f801d860e29195
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