藤岡市:毛野国白石丘陵公園

新型コロナと関係する移動制限等が基本的になくなり,go toキャンペーンが実施されているとはいえ,現実には,(合理性のないものを含め)いろんな問題が発生するリスクはあるので,可能な限り人と接しないように計画しながら,他の都道府県の古墳等を見学するための日帰り旅行をするようにしている。
過日,毛野国白石丘陵公園(群馬県藤岡市三ツ木)を見学した。
これまで何度か訪問したことのある藤岡歴史館(群馬県藤岡市白石)にクルマを停め,そこから先は歩いて見学。駐車場からは白石稲荷山古墳(全長155mの前方後円墳)の墳丘がよく見えるのだが,今回も白石稲荷山古墳の近くにはアクセスしなかった。別の機会を予定している。

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藤岡歴史館の駐車場から見た白石稲荷山古墳


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藤岡歴史館の駐車場にある復元住居


毛野国白石丘陵公園は,藤岡歴史館の北側隣地にあり,目下,遊歩道等の整備のための工事が進められている。白石稲荷山古墳及び七輿山古墳を含む広い範囲が一体として史跡公園化される予定らしい。
毛野国白石丘陵公園には皇子塚古墳,平井地区1号古墳,平井地区2号古墳及び平井地区2号北古墳の4基の古墳がある。
墳丘上の草刈りが行われており,見学しやすい状態となっていた。公園内の芝生部分では自動車型の芝刈機械による作業が行われている最中だったので,作業の邪魔にならないように気をつけながら見学した。

皇子塚古墳は,直径31m・高さ6m・4段築成の円墳とされており,単龍環頭大刀が出土している。被葬者は,朝廷の命によりこの地に屯田して支配した相当に地位の高い武人だったのだろう。もしかすると古代の皇族の一員だったかもしれないと思う。


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皇子塚古墳の説明板


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西の方から見た皇子塚古墳


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北の方から見た皇子塚古墳


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東の方から見た皇子塚古墳


平井地区1号古墳は,皇子塚古墳の北側に隣接しており,直径24m・高さ3.5m・2段築成の円墳とされており,単鳳環頭大刀が出土している。この古墳の被葬者もまた,朝廷の命によりこの地に屯田して支配した相当に地位の高い武人だったのだろう。
環頭の写真を見て米津玄師『STRAY SHEEP』のジャケットカバーデザインとのモチーフとしての共通性のようなものを何となく感じるようになれば,相当に古墳病または考古学病が進行していると言えるかもしれない(笑)


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説明板


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西の方から見た平井地区1号古墳


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北西の方から見た平井地区1号古墳
(右手奥に見えるのは皇子塚古墳)


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南東の方から見た平井地区1号古墳


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葺石?


平井地区2号古墳及び平井地区2号北古墳は,いずれも小さな古墳で,平井地区1号古墳の東側に並んでいる。


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西の方から見た平井地区2号古墳(右)と平井地区2号北古墳(左)


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南の方から見た平井地区2号古墳


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西の方から見た平井地区2号古墳


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北西の方から見た平井地区2号古墳


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西の方から見た平井地区2号北古墳


毛野国白石丘陵公園の所在地は段丘縁のような場所になっているので,低地の様子をかなり遠くまで眺めることができる。監視のための適地と言える。
当時は,古代の東京湾及び河川を航行する船舶の様子や他の國の集落や製鉄施設等から立ち上る煙なども明瞭に見えたことだろうと思う。


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