会津若松市:田村山古墳

過日,田村山古墳(福島県会津若松市北会津町)を見学した。
田村山古墳は,全長24.85m・後円部直径17.4m・後円部高さ2.15mの帆立貝式前方後円墳とされている。八花文内行花文鏡が出土している。この鏡をどう考えるかは,非常に難しい問題の1つだと言える。
一般に,朝廷の命により各地を移動しながら屯田し続ける集団があったと仮定した場合,その集団の長は,別の場所に移動する前に祖の墓所から先祖代々の宝物を取り出し,大事に抱えながら移動し,新たな地で墳丘を造営する際にその宝物を埋納・蔵置し,更に移動・屯田の命があると同じことを繰り返したということが十分にあり得るからだ。先祖代々の宝物が一度埋納・蔵置されると決して移動されることがないという硬直した考え方は捨てたほうが良い。
現代においても,様々な理由による墓所の移動はあるし,過去においても確定的な墓所が定まるまでの間,遺骨(遺灰・遺髪)や(墓誌の代わりとして)位牌などを持ち歩いた例はある。
遺骨等が長距離の移動の例として,大生郷天満宮(茨城県常総市大生郷町)と羽鳥天神塚古墳(茨城県桜川市真壁町羽鳥)がある。羽鳥天神塚古墳は,別の時代の古墳なので,一時的な埋納場所として二次利用したのだろう。

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説明板


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東の方から見た様子


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東の方から見た墳頂付近


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南の方から見た墳頂付近


このあと,会津大塚山古墳(福島県会津若松市一箕町)を見学する予定にしていた。しかし,田村山古墳を見学した時点で残り時間を確認したところ,会津大塚山古墳を見学すると日没前に自宅に帰宅することが不可能だということがわかったので,会津大塚山古墳の見学を断念し,他日を期すことにした。
磐越自動車と常磐自動車道をひたすら走り,無事に帰宅した。



 会津若松市:田村山古墳
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