水戸市:妙徳寺付近古墳群

過日,妙徳寺付近古墳群(茨城県水戸市加倉井町)を見学した。
妙徳寺付近古墳群は,妙徳寺の南約250mのところにある稲荷神社の基壇部となっている小さな円墳と,妙徳寺の北側にある2基の円墳の合計3基の円墳によって構成されている。今回は,妙徳寺の北側にある2基の円墳を見学した。

1基目の円墳は,妙徳寺境内地の西側を南北に走る道路沿いにあり,妙徳寺北側墓地区画から約140mのところにある。現況は,道路等によって削平されており,水戸市教育委員会編『水戸市埋蔵文化財分布調査報告書-平成10年度版』の20頁によれば,直径6m・高さ1.7mの円墳とされているが,元は直径10m程度の円墳だったと考えられているようだ。

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南西の方から見た様子


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北西の方から見た様子


2基目の円墳は,1基目の円墳の東約250mのところにある。その場所は,やや低地となっており,周囲は平坦な耕地なので,どうしてこのような場所に古墳があるのか,若干謎だ。
水戸市教育委員会編『水戸市埋蔵文化財分布調査報告書-平成10年度版』の20頁によれば,この古墳は,直径約13.0m、高さ約2.7mの円墳とされている。
ちょうど小雨が降り出したこともあり,近くには寄らなかった。


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西の方から見た様子


[追記:2020年8月10日]

佐々木憲一・田中裕編『常陸の古墳群』(六一書房)の66頁では,1基目の古墳は古墳として扱われていないだけではなく,妙徳寺付近古墳群の範囲図からは外されている。ただし,同書の65頁の本文では,「妙徳寺の北にも直径6.0m・高さ1.7mの円墳が存在する」と記されているので,本文と図とが一致していない。他の資料にある確実性の低い図を引用した結果だと推定される。
なお,同書66頁では,2基目の水田の中にある古墳を1号墳としている。


 趣味の案件:水戸市妙徳寺付近古墳群
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