かすみがうら市牛渡:兵庫峰古墳群

過日,兵庫峰古墳群(茨城県かすみがうら市牛渡)の一部を見学した。
兵庫峰古墳群は,現在では廃校になっている旧牛渡小学校の南にある兵庫峰という小山周辺に分布する5基の円墳で構成される古墳群。それらの古墳中の2基(2号墳と3号墳)は,県道141号線を段丘下に下る切通しの法面上(東側)にあるので,道路から見ることが可能というので現地に出かけてみた。この切通しは,現在の牛渡地区公民館のすぐ南のあたりにある。
他の3基の古墳の所在地には行かなかった。

霞ヶ浦町教育委員会・茨城大学考古学研究室編『霞ヶ浦町遺跡分布調査報告書-遺跡地図編-』(2001)の109頁によれば,兵庫峰2号墳は直径5.1m・高さ0.7mの円墳,3号墳は直径4.8m・高さ0.5mの円墳とされているので,もともと小さく,高さのない古墳ということになる。
現地で観てみたところ,2号墳の残存を確認できなかった。湮滅したものと思われる。
3号墳に関しては,確実ではないが,それに該当すると思われる膨らみのある場所が(道路法面として切り取られた結果)断面状に残っており,その場所に巨樹が生えているのが見えた。たぶん,3号墳所在地だと思ったけれども,他に該当する場所がなさそうなので,この膨らみのある場所が3号墳ではないとすれば,2号墳及び3号墳ともに既に湮滅しているということなのだろう。
この法面それ自体が過去何年にもわたって自然崩壊し続けているように見える。集中豪雨等があれば,一気に全部崩落してしまう危険性のある状態なのではないかと思った。

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西の方から見た2号墳及び3号墳所在地付近


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3号墳所在地と思われる場所付近

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