下野市上坪山:東福寺

過日,真言宗智山派・東福寺(栃木県下野市上坪山)を参拝した。
幸運なことにも住職に境内を案内していただくことができた。まことにありがたいことだと思う。
東福寺は,江戸時代には寺子屋として有名な寺院だったらしい。明治維新後には本堂を校舎として吉田西小学校が仮設置され,大正時代まで続いたとの趣旨の歴史を記した記念碑が境内に立てられている。歴代住職が教職を努め,現住職も学校の教員の職にあったということで,代々の住職が教員という家系としては全国的にも上位に入る長く続いた家系ではないかと思う。
境内には阿弥陀堂や観音堂等がある。かつては,観音堂で講が開かれ,櫓を組んで盆踊りなどをし,かなり賑わったらしい。
境内には彼岸花が多数植栽されており,開花期にはその花の写真撮影のために多数の人々が来訪するようだ。

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山門


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本堂


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阿弥陀堂


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観音堂


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寶蔵院


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吉田西小学校発祥の地碑


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東福寺の境内には円墳様の大きな塚があり,その墳頂には稲荷神社が祀られている。そして,その鳥居の前には「上坪山 坪塚古墳」と記された標柱が立てられている。
住職の説明によると,調査の結果,鎌倉時代頃の板碑が発見されたとのことで,その板碑により,当時の戦乱で亡くなった武将を葬った場所であり,その上に土を盛って塚としたものだということが判明したとのこと。つまり,古墳時代の古墳ではない。
しかし,非常に貴重な文化財であることに変わりはないので,今後も塚として維持され続けることを期待する。


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鳥居


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南東の方から見た様子


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西の方から見た様子

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