栃木県芳賀郡益子町:古聖古墳群13号墳

2020年4月初旬(緊急事態宣言発令前)のことだが,古聖古墳群の13号墳(栃木県芳賀郡益子町益子)を見学した。
古聖12号墳の東約100mの段丘縁付近に古聖13号墳が所在しているのだが,古聖12号墳所在地付近と古聖13号墳所在地付近との間にはかなり濃密な竹林があるため,尾根伝いにアクセスする方法がない。そこで,いったん正宗寺の東にある「益子のそば 炉庵」付近まで降りた上で,その東の交差点のところから参考館通りに入り,どこか登り口がないか探していたところ,畑仕事中の近隣の方の姿が目に入ったので,挨拶し,古墳を見学に来た旨を説明した。そして,その方から懇切に古墳のことなどを教えていただいた。まことにありがたいことだと思う。
古聖13号墳のある台地上への登り口は,交差点から約70m北に進み,そこから西に分岐する小路を少し進んで民家を過ぎたところの左手にある。その小路を南西方向に登り,その段丘上に出ると,古聖13号墳の墳丘が見えた。
古聖13号墳は,二段築成の古墳のようで,基壇部は直径約30m・墳丘は直径約15m・高さ約3m・周溝の幅は約6m・周溝外径は約50mなので,かなり大きな古墳だと言える。墳丘の西側部分の一部は掘削されているように見える。

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南東の方から見た様子


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南東の方から見た近景


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南西の方から見た様子


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東の方から見た様子


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周溝


益子町史編さん委員会編『益子町史 第1巻 考古資料編』(昭和62年)の422頁によれば,古聖13号墳の墳頂部は盗掘されているとのこと。
墳丘のすぐ近くに祠があり,その祠の前に石材が積み重ねられている。
氏神のようなものだと思ったが,敬意を表する趣旨で参拝した。


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古聖13号墳の近くに古聖14号墳があったようだ。
『益子町史 第1巻 考古資料編』(昭和62年)の422頁によれば,「墳丘はほとんど削平」,「幅0.9m・高さ1.3m以上の石が立っている」と記されているので,この祠のある場所付近がその所在地に該当するのではないかとも考えたのだが,よくわからない。


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東の方から見た祠所在地付近

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