稲敷市:高田神社と高田大神古墳

過日,高田神社(茨城県稲敷市高田)を参拝した。祭神は,熊野神王櫛御気野命・伊邪奈岐命・伊邪奈美命・撞榊嚴御魂天疎向媛命・菊理比売命・速玉之男命・事解之男命・菅原道真公。
境内社として,祖霊・水天宮・厳島・大山祇・稲荷・諏訪・三峯・八坂・東照宮・熱田・香取・鹿島・浅間・愛宕・春日・出雲・八幡・天神の18柱の神を祀る長い建物がある。
由緒書には,「髙田権現神社」と記されている。
高田神社は,承平年間(931~937年)に朱雀天皇の命により熊野大社の分霊を勧請し勅願所としたのが始まりとされている。境内地とその周辺は,遅くとも南北朝時代の頃には館として機能していたと思われる(下記の余湖くんのホームページ参照)。

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高田神社入口付近


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参道


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鳥居と階段


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拝殿


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本殿


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奥宮


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由緒書


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説明板


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境内社


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境内社の裏には石棺がある。この石棺は,他所から移築・復元されたもののようにしか見えない。
いばらきデジタルマップ上では,石棺所在地が高田大神古墳所在地として表示されている。しかし,高田大神古墳の墳丘所在地ではない。佐々木憲一・田中裕編『続常陸の古墳群』(六一書房)の241頁によれば,高田大神古墳の墳丘所在地だけではなく,そもそも古墳の規模や大きさ等も不明とされている。


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石棺


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別の角度から見た石棺


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別の角度から見た石棺


原簿を調査していないので確実ではないが,境内を散策してみたところ,本殿の北約50mのところに長大な塚状の地形をみつけることができた。全体として南京豆の殻または瓢箪のような形をしており,目測で全長40~50m程度の前方後円墳なのではないかと思われる。これまで発掘調査されたことのない場所のようで,この墳丘のようなものの詳細は全くわからない。境内社裏にある石棺がここから出土したものかどうかも不明。


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南西の方から見た様子


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南端付近の様子


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北端付近の様子


なお,本殿のすぐ裏(北側)にも塚のように見えないことはない地形があるけれども,これは,台地の一部を削った結果生じた地形だろうと思われる。

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 稲敷市:高田神社
 https://www.city.inashiki.lg.jp/page/page000038.html

 余湖くんのホームページ:茨城県江戸崎町
 http://yogoazusa.my.coocan.jp/ibaraki/edosaki.htm

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