つくば市:島名榎内古墳群

2020年3月下旬のことだが,島名榎内古墳群(茨城県つくば市島名)を見学した。島名榎内古墳群は,JRつくばエクスプレス万博記念公園駅の南西約500mのところにある
榎内集会所付近から圏央道をまたいで南方約200m前後の範囲に分布する古墳であり,1基の方墳と6基の円墳で構成される古墳群だったようなのだが,現存が確認されているのは3基の円墳だけとのこと。現地を訪問し,見て回ったところ,古墳の可能性があると思われるものは,2基しか発見できなかった。

榎内集会所付近にも古墳があったようなのだが,現在では完全に湮滅しており,残存部分はない。集会所の敷地内には古い石祠や石仏などが集められていた。それらの前で合掌した。

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榎内集会所


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石祠


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天神宮


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石仏・供養塔など


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古墳所在地付近にある圏央道の陸橋


古墳群所在地付近で見つけることのできた2基中の古墳と思われる塚中の1基(塚A)は,株式会社優愛コーポレーションの東の方にある林の中にあり,その塚の所在地の南には現代の墓地がある。
塚Aは,予想以上に立派なものだった。塚Aが古墳に該当するのであるとすれば,非常に貴重なものなので,これからも大事に残してもらいたいものだと思う。

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東の方から見た塚A


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東の方から見た塚A


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南東の方から見た塚A


この古墳と思われる塚の近辺には山林が残されている。おそらく,他の古墳はそれらの山林の中にあったのだろうと想像した。しかし,現在では,明確に墳丘として認識可能な地形はない。
山林付近の路傍に馬頭観世音があった。かつては古墳の墳丘上に祀られていたものだろうと思う。その馬頭観世音の前で合掌した。


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周辺の山林


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山林内の様子


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山林付近の路傍にあった馬頭観世音


この山林の西端付近の民家の敷地内に塚状の地形があった(塚B)。塚Bは,それほど大きなものではない。公道から見えるので,公道から見える範囲内で写真を撮った。たぶん古墳だろうと判断した。


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塚B


上記の山林の北側隣地は,雑種地のような状態になっており,その隅に小さな塚状の地形があった。どうも単なるゴミ捨て場のようなもののように見えないこともないが,古墳であるかもしれず,よくわからない。もしこれが古墳であるとすれば,残存する3基の古墳全部を確認できたことになる。


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山林の北側隣地にある小さな塚状の地形


なお,島名榎内古墳群の南西約200m付近には,島名榎内西古墳があるとされている。現地を訪問して見学したところ,該当可能性のある地形が残存しているのは,現代の墓地のある区画所在地だけだった。古墳としては湮滅と考えるべき状態にあると思う。
そのすぐ近くには,建設用土を積み上げたと思われる小山のようなものがあった。まるで前方後円墳か何かのように見える。皮肉なものだと思った。


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建設用土の山

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