行方市沖洲:大日塚古墳と勅使塚古墳

茨城県の行方市沖洲周辺には,国道355号線に沿って,三昧塚古墳,勅使塚古墳,大日塚古墳,天神山古墳などが並んでいる。三昧塚古墳の北の方には小美玉市があり,更にその北の方には石岡市があって,数々の古墳が現存している。
過日,大日塚古墳と勅使塚古墳を見学した。三昧塚古墳の駐車場にクルマを停め,そこから先は徒歩で往復。
大日塚古墳は,墳長40mの帆立貝式前方後円墳とされている。前方部は西の方を向いており,前方部端付近よりも西側の土地は国道355線の法面となって掘削されている。深く急峻な法面なので長期的には崩壊のリスクがある。トンネルにすれば問題を解決できたのだろうが予算上無理だったのだろう。後円部の南西側の方に石室が開口しており,説明板が立てられている。
なお,大日塚の北西の方の近隣地(台地縁付近)にも幾つかの古墳があったようだ。しかし,現況は現代の墓地となっており,隠滅したものと思われる。

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南の方から見た後円部と石室開口部付近


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石室内左側部分


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石室内右側部分


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石室内奥壁部分


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説明板


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後円部の南側裾付近にある猿田彦大神


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南東の方から見た後円部


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北西の方から見た全景(左が後円部・右が前方部)


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国道355号線から見た大日塚古墳のある森
(法面擁壁上が前方部端付近)


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南東の方から見た古墳のある森


勅使塚古墳は,大日塚古墳の西約50mのところにあり,全長約64mの前方後方墳とされている。
勅使塚古墳の墳丘は,大日塚古墳のある台地から西の方に分かれた細長い岬状の台地の上にある。木の葉や草の茂っている時期には墳丘を目にすることが難しいのだが,木々の葉が落ち,草が枯れている時期には,国道355号線の脇にある工事用車両の作業場所のようなところから墳丘全体を観ることができ,私もそのようにして東の方から墳丘を見た。


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勅使塚古墳の全景(左が前方部・右が後方部)


大日塚古墳及び勅使塚古墳と三昧塚古墳との間には於岐都説神社がある。祭神は,岐神と鳥船命とのこと。参拝した。
「於岐都説」は「おきつせ」と読み,「沖津の瀬」という意味をもつ。古代においては,この神社の周辺に大きな港湾施設等もあったのだろう。


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鳥居


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拝殿


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本殿


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青面金剛明王・境内社など


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三昧塚古墳

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