那珂市:三島神社と古墳

過日,三島神社(茨城県那珂市本米崎)を参拝した。三島神社の祭神は,大山祇神。社殿はとても立派なもので,多数の境内社がある。
三島神社は,古くから交通の要衝とされてきた場所にある。その場所は,地形的には,細長い台地の突端部であり,港湾施設から道を登ると神社の脇鳥居があるような構造になっている。
ただし,かつて三島神社が創建された場所は,別のところであり,久慈川の洪水被害によって壊滅したため,天正年間に現在の場所に遷座したものらしい。また,現在の正面鳥居(一の鳥居)は,段丘を登り終え,段丘上に到達した場所にある。

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一の鳥居


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参道と二の鳥居


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拝殿


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拝殿正面の庇屋根天井にある彫刻


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本殿


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脇鳥居


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由緒書


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境内社


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境内社


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境内社


古代において,この三島神社は,官衙(関所)の一種であり,その役割は,国境警備及び検問のような職務に重点が置かれたものだったのではないかと想像される。
一般に,日本国の神社の中には,このような官衙(関所・警護所・検問所)を出発点とするタイプの神社が少なからず存在すると思われる。そのようなタイプの神社における主祭神は,(現代における行政権の法的根拠となる行政法令の根本的な法的根拠である憲法と同様の意味で)法的権威の根本的な根源(法源)を示すものなので,それぞれの神社が創始された時代当時に統治者だった王朝または(襲名の場合を含め)大王を象徴化された神の名として示すものであり得る。

三島神社の境内には古墳がある。この古墳は,三島神社の参道脇(脇鳥居の左手)にあり,海後加納古墳と呼ばれている。その詳細は不明だが,円墳とされている。ただし,道路等のためにかなり掘削され,変形している。墳丘の前には御富士神社があり,墳頂には庚申塔(青面金剛明王)がある。

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参道から見た様子


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御富士神社


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墳頂付近


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庚申塔(青面金剛明王)


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二の鳥居の方から見た様子


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段丘崖を登る道路の方から見た様子


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脇鳥居の方から見た様子


三島神社には,天然記念物に指定されている椎の樹叢がある。意図的に植栽された樹林が今日まで続くものだろうと推定されるのだが,これも見事なものだと思った。

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天然記念物であることを示す石碑


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椎の木



 三島神社
 http://mishima.or.jp/

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