群馬県邑楽郡邑楽町:菅原神社と古墳(松本1号墳)

過日,菅原神社(群馬県邑楽郡邑楽町石打)を参拝し,その基壇部になっている古墳を拝見した。菅原神社は,石打交差点の北東角にある。祭神は,菅原道真公。
菅原神社の基壇部となっている古墳は,松本古墳群を構成する古墳の1つである松本1号墳。この古墳は,直径約30mの円墳とされている。それと同時に,この古墳は,富士塚としても信仰の対象とされてきたことから,菅原神社の脇には,浅間大神の石祠があり,古墳の裾には「参明藤開山 角行霊神 食行霊神」と書かれた石碑と「小御嶽磐長姫命 櫻大刀自神 苔虫神」と書かれた石碑がある。

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鳥居


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菅原神社の社殿


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境内社と浅間神社の石祠


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富士塚とされている墳丘部分と石碑など


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石碑


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北側から見た墳丘


なお,邑楽町誌編纂室編『邑楽町誌(上)』(昭和58年)の210~211頁にある配置図に基づいて現在の状況をGoogleの航空写真に反映させた図を作成してみた。
黄色は現存確認可能なもの,白色は現存確認が不可能または極めて困難なもの,青色は現存の判定が困難なもの,赤色は湮滅と判断できるものを示している。3号墳と4号墳に関しては,現在では前方後円墳との見解が有力なので,重ねて前方後円墳の形を示した。この見解に従う場合,4号墳は欠番となる。

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松本古墳群の古墳配置


[追記:2019年12月11日]

藤川古墳(群馬県邑楽郡邑楽町藤川村東)を松本古墳群の中に含めるときは,松本23号墳松本24号墳となる。『邑楽町誌(上)』では,藤川古墳とは全く異なる古墳(現在は湮滅)を22号墳として明記している。

[追記:2019年12月14日]

邑楽町の広報誌の中に2010年の時点における松本古墳群の範囲を示す地図が掲載されていた。これによると,従前の19号墳を20号墳と,従前の20号墳を23号墳と改めた上で,21号墳の北西に19号墳を加えており,藤川古墳を24号墳としているので,2019年12月11日の追記を修正した。
なお,新23号墳(旧20号墳)の現況は自動車会社の敷地となっている。この広報誌には22号墳の写真も掲載されているけれども,現況は湮滅している。

 広報おうら No.529
 https://www.town.ora.gunma.jp/s006/060/140/010/h22/100/2210.pdf

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