千葉県印旛郡酒々井町:上岩橋大鷲神社古墳

過日,上岩橋大鷲神社古墳(千葉県印旛郡酒々井町上岩橋)を基壇とする大鷲神社を参拝し,その周辺を拝見した。祭神は,天日鷲命。神社の鳥居の裏には「氏子安全」と書かれており,それを見ていたら,ちょうど電車が通った。氏子の安全を祈願する気持ちがわかるような気がした。
上岩橋大鷲神社古墳は,直径約30mの円墳とされており,その墳頂に大鷲神社の社殿と多数の境内社がある。墳丘の保存状況は,比較的良好なほうではないかと思う。古い時期の古墳と推定されているが,石枕が出土したとのことなので,石枕が使用された時代を考える上でも極めて重要な古墳なのではないかと思う。石枕は,基本的には古代の中国から渡来した文化の一部を示すもので,古代の日本列島に固有のものではない。

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鳥居


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鳥居裏側


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古墳正面


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階段と社殿


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境内社


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南側から見た全景


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南西側から見た全景


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西側から見た全景


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手水


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青面金剛明王


上岩橋大鷲神社古墳は,低地にある。古代の霞ケ浦の広がりを考えると,海岸線のすぐ近くに造営された古墳ということになるのだが,もしかすると水面に浮かんだ小島のようなところだったのかもしれない。現在,かつての湖面は,干拓と護岸工事により水田となっている。古墳の西側を通る道路のあたりを境にして道路の東側(古墳のある場所)が少し高くなっている。その道路の縁からは,低地の田や向こう側の段丘(千葉県印西市平賀)と印旛沼(西部)の水面が見える。その段丘上にも古墳がある。

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道路から見える景色

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