小山市:摩利支天塚古墳

過日,摩利支天塚古墳を見学した。琵琶塚古墳と同様,摩利支天塚古墳も何度か訪問している。摩利支天塚古墳は,墳丘長約117mの前方後円墳とされており,後円部の墳頂には摩利支天社の社殿がある。今回も参拝した。摩利支天塚古墳の南西にある区画から人物埴輪の群像がまとまって発掘されている。この埴輪群は,もともとその場所にあったのだとすれば,古代からの拝礼施設の一部だと考えることが可能だが,もし後代の摩利支天社の社殿造営の際に墳頂からまとめて移設されたものだとすれば,そのような歴史を示すものだと言える。もう1つの可能性としては,古墳造営当初には円筒埴輪しか存在しなかったけれども,後の時代に,追加的な拝礼施設として人物群像埴輪群が設置されたという可能性も考えることができる。いずれにしても,非常に興味深い。それらの埴輪は,国史跡摩利支天塚・琵琶塚古墳資料館で保存・展示されている。埴輪それ自体としては,群馬県の保渡田八幡塚古墳にある埴輪群との関連性をうかがわせるものだと思った。
なお,私が訪問した時期は,除草作業の直前にあたる時期だったため,墳丘に草が繁茂しているが,その後,綺麗に除草された。暑い時期の除草作業は,本当に大変だろうと思う。

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西側から見た全景


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説明板


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後円部


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前方部端にある鳥居


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くびれ部付近から見た後円部


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摩利支天社の社殿


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墳頂付近


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墳頂から見える景色
(建物は国史跡摩利支天塚・琵琶塚古墳資料館)




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摩利支天塚古墳のある森

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