つくば市:水守桜塚古墳

午前中は雨だったが,午後になって雨があがったので,水守桜塚古墳(つくば市水守)を見学してきた。この古墳は,発掘調査が行われたほか,精密な測量調査が実施された結果,墳長約59.6メートルの前方後円墳であると判断されるようになったとのことだ。その詳細は,滝沢 誠, 齊木 誠, 福田 誠, 久米 美夏, ブライ・フリバル・ペトラ「つくば市水守桜塚古墳2013年度発掘調査概要」筑波大学先史学・考古学研究26巻89~98頁(2015)の中で示されている。古墳の前方部は,少し西に傾いて南方に向いている。正確ではないが,その方向には水神山古墳のある手賀沼がある。

水守桜塚古墳
古墳のある森


水守桜塚古墳は,台地の北端縁に位置し,香取神社の北西方向にある。現在では樹木に覆われ,外から見ると単なる森のようにしか見えないが,古墳が築造された当時においては樹木がなく,低地(当時は湖沼または泥湿地)や北方を遠くまで見渡せたと考える。
おそらく,この古墳の下あたりに船着き場があり,そこに寄航する船舶を見張るという役割ももっていたと考えられるし,古墳を北側から見ると後円部が大きく見えるように設計されているので,船舶で往来する者に対して威厳を示すという目的ももっていたのだろうと想像する。
古墳の前方部の南側の現状は,墓地として利用されている。

水守桜塚古墳
全体(右が前方部,左が後円部)


水守桜塚古墳
後円部


水守桜塚古墳
後円部の墳頂付近


水守桜塚古墳
後円部から見た前方部

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