石岡市:高浜神社

過日,高浜神社(石岡市高浜)を参拝した。高浜神社は,鹿島社(鹿島神宮)を遥拝するための青屋(仮屋)を起源とする神社とのことで,祭神は武甕槌尊。
現実には,高浜と鹿島神宮との間には行方市のある丘陵地帯(玉造周辺)が存在しており,鹿島神宮はその背後に位置しているため,高浜神社から鹿島神宮を直接に目にすることはできない。しかし,高浜神社の参道と社殿を結ぶ線を延長すると,概ね鹿島神宮または宮中野古墳群の方向を指していることは事実だ。古代においても相当正確な方位測定技術が存在し,実用的なものとして使用されていたと考えられる。そうでなければ,古代において陰陽道や風水の思想が伝播・普及することもなかったであろう。
古代において,軍事的に優勢なグループが軍事侵攻と屯田を進めた時代において,侵攻先の新たな支配地に前方後円型の墳墓を造営する際,宗家が存在する方向または旧支配地のある方向を示す工夫をしながら墳丘を設計・構築した例が存在する可能性は否定できないと思う。高浜神社の起源となっている青屋(仮屋)の思想は,そのような非常に古い伝統の残滓としても理解可能であるように思う。

高浜神社
鳥居


高浜神社
拝殿


高浜神社
本殿


高浜神社
説明板


高浜神社
説明板


高浜神社の北側はすぐに段丘となっている。段丘の上から見渡すと,中央付近に行方市玉造付近が見える。写真中央に小さく塔のように見えるものは,霞ヶ浦ふれあいランドのタワー(高さ60メートル)だ。その右側の丘陵の背後のほうに鹿島神宮が所在する。写真の右手前にある中州状の低地は,かつては存在せず,水底となっていた。

霞ヶ浦
段丘上から見た霞ヶ浦


  石岡市観光協会:高浜神社
  http://www.ishioka-kankou.com/page/page000042.html

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック