つくば植物園:フジバカマ(藤袴)の花

つくば植物園でフジバカマの花を見た。芳香が周囲に漂うことはないが,花に鼻を近づけて嗅ぐと,かすかに良い香りがする。『懐風藻』では春に開花して芳香を周囲に濃く漂わせる植物として「蘭」との表現を用いている。実物の藤袴を観察する限り、その「蘭」を藤袴とする解釈は物理的・客観的に成立不可能だと思う。

Eupatorium fortunei


Eupatorium fortunei


Eupatorium fortunei
藤袴



『源氏物語』の「藤袴」でも,「蘭」を藤袴だと解するのが通説なのだが,実物を何度も観察し,また,自分でも栽培してみると,「ほんまかいな?」との感を強めるばかりだ。

私の意見をおかしいと思う人は,是非とも実物を何度も観察し,また,ご自身で育ててみてほしい。

きっと,私と同じ結論になる。

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  • 野の露にやつるる藤袴

    Excerpt: 雨上がりなので露に濡れた状態のこの時期のフジバカマ(Eupatorium fortunei)を見ることができるはずだと考え,つくば植物園に出かけてみた。その周囲は全く香らない。芳香とは完全に無縁の植物.. Weblog: 怠け者の散歩道 racked: 2015-11-08 16:18