オルキス・ロンギコルヌの鉢にキノコが生えてきた

ダンボールを入れた鉢でランを栽培していると,小さなキノコが生えてくることがある。様々なキノコが生えてくるのだが,愛好家の仲間では「ダンボールキノコ」と総称(愛称?)している。オルキス・ロンギコルヌの鉢に小型のキノコが生えてきた。傘の裏面が黒く,ヒトヨタケの仲間ではないかと思われる。

Coprinopsis?
ヒトヨタケの仲間と思われるキノコ


Orchis longicornu
オルキス・ロンギコルヌ
(Orchis longicornu)


ダンボール茸が生えてくる理由についてはよくわからないのだが,たぶん,腐朽菌であり,ダンボールを分解してその栄養を吸収しながら生活しているのだろうと推定されている。そうした腐朽菌がランの共生菌になっているかどうかはわからない。しかし,仮にその茸がそのランの共生菌でないとしても,茸が生えやすい環境ではランが生育しやすいことは否定しようがないのではないかと思っている。

ダンボール栽培の効果・メカニズムについてはいまだに謎の部分が多い。

しかし,このようにして茸が生えてくるということに着目して研究を継続すれば,何らかの知見が得られるのではないかと思っている。

この記事へのコメント

kazuyoo60
2012年04月26日 12:06
このキノコ私も見覚えがあります。キノコとランの関係もですか。知らないことばかりです。
2012年04月27日 22:43
kazuyoo60さん

ランとキノコとは密接な関係にあります。

難しい論文もありますが,手っ取り早く理解するには,日本植物分類学会『新しい植物分類学Ⅰ』(講談社,2012)の中に収録されている遊川先生の論考が一番わかりやすいだろうと思います。

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