自宅のラン:室内栽培の蜂蘭(Ophrys bombyliflora)

露地植えと室内栽培(鉢植え)の2つの方法でOphrys bombylifloraを栽培する実験をしている。どちらもちゃんと育っており,露地植えのほうは葉が3枚に増えた。さすがに戸外よりはずっと暖かい室内栽培のほうは5枚目の葉が出始めている。これらの葉が展開し終えると,花茎が立ってくるのではないかと思われる。とても楽しみ。

Ophrys bombyliflora
室内栽培のOphrys bombyliflora


なお,鉢は5号のプラスチック鉢(海老根鉢型のもの)を用い,鉢底には厚さ2センチ程度に軽石を敷いた上で,普通の山野草用培土で栽培している。

露地栽培のほうも特に問題なく育っている。地中海地方に産する植物だというので最初は不安があった。しかし,この植物はトルコの高地にも生えているそうだから,結構寒さに強い植物なのだろうと思う。ネジバナと同様に戸外で大丈夫そうなので,来年からは全部戸外で栽培してみようと思う。

ちなみに,初冬のころ,室内栽培しているものの葉が2枚になったところでどこかからアブラムシがやってきて葉についてしまったことがある。アブラムシがつくと明らかに葉の成長が阻害されるようだ。麺棒で丁寧に拭って除去した上で薄めた殺虫剤を散布し駆除した。以下は素人の想像だが,この植物は結構多くの種類の昆虫等の餌食となりやすいタイプの植物なのではないだろうか。だから,昆虫などの小動物が死滅または冬眠している寒い時期に冬葉を盛んに出して成長し,媒介者となるクマバチの仲間が飛んでくるころに開花してさっさと種子をつくり,アブラムシなどが増えてくるころには枯れて休眠してしまうのではないかと想像する。そのような媒介をしてくれるクマバチの仲間は日本には存在しない。だから,人工授粉をするのでない限り,日本では実生を得ることができない。夏に地上部が枯れて地中に球根のようなものをつくるから,それによって地道に栄養繁殖を試みるしかない。



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