皇居東御苑で野草の花を探す

仕事の合間にちょっとだけ皇居東御苑に行ってみた。よく探すと非常に多くの種類の植物が花を咲かせている。あと2~3時間くらあればしっかり観察できたのだが,十分に観察できず残念・・・

時間を気にしながら花を探していたら,お二人の紳士と一人の御婦人の素敵な三人連れと出会った。花の名前を知っているかと問われたので知っている植物については教えてあげた。

でも,知らないものは知るわけがない。(笑)

「調べておきます」と言って分かれた。もし今日であった方がこのブログの読者だったら,この記事をもって調べた結果のお知らせとしたいと思う。

まず,その場ではよく分からなかった植物のうち,スゲの仲間の植物はヒゴクサだということが分かった。ヒゴクサ(Carex japonica Thunberg)は,カヤツリグサ科スゲ属に属し,北海道,本州,四国,九州の林内などに生える多年草ということだ。

Carex japonica

Carex japonica

ヒゴクサ
(Carex japonica)


次は,一見するとノミノツヅリのように見えるとても小さな植物。写真を拡大してみると明らかにアブラナ科の植物だと分かる。色々と調べてみたのだが,シロイヌナズナが最も有力な候補だ。DNA解析の世界では非常に有名な植物らしいのだが,お目にかかるのは初めて。しかし,細部を観察すると,どうもシロイヌナズナではなさそうな部分もあり,結局,よく分からない。

Arabidopsis thaliana?
Arabidopsis thaliana ?


というわけで,以上がよく分からなかった植物。シロイヌナズナのような植物については,引き続き調べてみようと思う。

さて,今回見た花の多くは既に知っているものだった。写真を撮影してきた花の中から幾つか紹介しようと思う。

Gnaphalium japonicum
チチコグサ
(Gnaphalium japonicum)


Clinopodium gracile
トウバナ
(Clinopodium gracile)


Delphinium anthriscifolium
チガヤ
(Delphinium anthriscifolium)


Bothriospermum tenellum
ハナイバナ
(Bothriospermum tenellum)


Geranium carolinianum
アメリカフウロ
(Geranium carolinianum)


Orobanche minor
ヤセウツボ
(Orobanche minor)



 皇居東御苑の公開要領
 http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-03.html


この記事へのコメント

2007年05月09日 23:41
こんばんは。
今日植物好きの方に花の名前を聞かれました。
それもたくさん咲いていたのでと一本持参して。
しかしわたしのまったく知らない花でしたので、
「パソコンで調べてみるね」と安請け合いしました。
こちらへお邪魔して見つけました、ヤセウツボ!
まだ咲きはじめで蕾がびっしりと並んでいました。
それと丸い親指ほどの球根がついていました。
近くの川の土手にたくさん咲いているようです。
これで明日大きい顔で教えられます。
ありがとうございました(^_-)-☆
2007年05月10日 00:07
東御苑には一度行ってみたいと思いながらまだ実現していません。小さな野草たちをゆっくり観察出来たら楽しいでしょうね。アップされている写真、知らないものばかりです。チチコグサは名前だけは知っていましたが。アメリカフウロは庭に生えているのと同じかもしれません。名前が分かると違って見えますね。今日はお蔭様で新しい発見をしました~♪
2007年05月10日 05:14
ミキさん おはようございます。
ヤセウツボは日あたりのよい川の土手などに生えていることが多いですね。何にとなく地味な植物に見えるんですけど,花をよく観察してみると少し紫色が混じっていて,これはこれで結構楽しめる花なんじゃないかと思います。
野草の名前を少しずつ覚えてきました。すると,少し違う植物と識別できるようになり,それが別の植物だと分かると更に・・・という感じでキリがないような気もします。でも,これもまた野草観察の楽しみの一つなのでしょうね。^^
2007年05月10日 05:22
ブルーデージーさん こんにちは。
東御苑は職場からも近くて徒歩で行ける範囲内にあるので,時間が空いたときや別の場所で仕事をするために移動途中などに寄ってみることがあります。
東京のど真ん中にありながら様々な野草が生えており,珍しい植物も植えてあったりで,とても良い場所だと思います。山野草を愛好する方には是非ともお勧めの場所のひとつです。^^
チチコグサは結構あちこちで見かける植物で,自宅のある住宅地の児童公園などにも生えています。ただ,植物それ自体としては地味な植物で,花は更に地味です。この写真の左側にある細長く緑色の苞の先に枯れた茶色の花弁のカケラのようになって集まっているのが実は花です。ノボロギクをもっと地味にして黄色の部分を枯れた茶色にしたような感じの花なんですよ。右側にある綿帽子のようなものは果実です。手前の丸い部分は綿帽子が抜けた痕跡です。面白い花でしょ?^^

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