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zoom RSS つくば植物園:梅の花

<<   作成日時 : 2016/01/08 10:25   >>

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先日,つくば植物園で梅の花を見た。ウメは中国原産の植物で,日本には古い時代に中国から渡来した。つくば植物園とFlora of Chinaは「Armeniaca mume」との学名を用い,「Prunus mume」を異名(Synonym)としている。遺伝子的には杏子の変種または品種として統合されることになるのではないかと思われる。

Prunus mume


Prunus mume
Armeniaca mume (Syn. Prunus mume)


個人的な感想としては,古代には野生種の杏子のような植物が何種類かあり,それらが人工的に交配されて多数の種類が存在しているかのように見える状態が発生し,更にその中から優秀な品種が中国から直接日本に持ち込まれ,江戸時代に更に品種改良されて現在に至っていると推定される。同じようなことは梨についても言える。古い時代の中国の本草書や本草図などを何度も読み返している間にこのような推論をもつようになった。

要するに,梅の仲間は,一見すると野生種のように見えるものでも,全部,アンズの一種であり,人工的につくられた園芸品種の子孫と考えるべきだろう。

北川誠一ほか『コーカサスを知るための60章』(明石書店)を読んでみると,アンズ等の果樹の栽培の起源は古代のコーカサス(現在のアゼルバイジャン周辺など)にあるのだという。

古代中国の『詩經』などの古文献にある古代の果樹に関する記述をじっくりと読んでみると,なるほど果樹の栽培は西方からやってきたのではないかと推論できる部分が多い。その西方とは,現在のウズベキスタンや更に西方と推定される。


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コメント(2件)

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電脳中年Aさん

本当に古代人の交配技術は恐ろしいですね^^;
緑屋
2016/01/10 21:51
緑屋さん

まさに古代人おそるべしです・・・

栽培技術が西方から移転してきて最終的には日本列島に全部あつまり成熟したという仮説をもっています。日本列島よりも東になると海洋民族でない限り死ぬしかないですから,不満があってもここで他の部族と共存しながら我慢して生きるしかないですからね。

新たな文化は,多種多様な文化の交流の中から生まれるものだろうと想像しています。中国においてもそうだったのでしょう。

 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/2500-e229.html

 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/2700dna-ef6b.html

 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/dna-8a08.html

電脳中年A
2016/01/11 05:26

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