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zoom RSS ハマギク(Nipponanthemum nipponicum)

<<   作成日時 : 2015/10/19 09:24   >>

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つくば植物園でハマギクが開花中だ。従来は「Chrysanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Franch. ex Matsum.」との学名が付されていたが,現在では「Nipponanthemum nipponicum (Franch. ex Maxim.) Kitam.」となっている。他の菊の花は,海浜性の種類を含め,まだまだ先だ。

Nipponanthemum nipponicum


Nipponanthemum nipponicum
ハマギク
(Nipponanthemum nipponicum (Syn. Chrysanthemum nipponicum))


中国には「春蘭秋菊」という定型句がある。春蘭はホウサイランかシュンランを指すものだろうと思う。秋菊は晩秋に花を咲かせるキク科植物のことだろう。

また,中国では屈原の詩(賦)などの中に「秋蘭」との表現が出てくる。屈原は詩(賦)の中で「秋菊」との表現も用いているから,「秋」を同時期の「晩秋」を意味するものと推定すると,「秋蘭」はカンランのようなラン科植物以外には考えられないという結論になる。つまり,「秋蘭」はキク科のフジバカマ(蘭草)の類ではあり得ない。フジバカマの類は,晩秋の時期には枯れてしまっており,その花が芳香を漂わせることはない。

「秋蘭」は「蘭花」を指すものだと考えるのが正しい。


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コメント(2件)

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電脳中年Aさん

キク科は難しいでしょうね・・・・判別が・・・中間固体(地域により)それを精査に判別となると・・・・指標固体を1地域1種での系統を見たのではまず解明できないと感じます・・・
やはり根本の考えを変えていかなければいけないのでしょう・・・難しいですね^^;


緑屋
2015/10/20 01:33
緑屋さん

キク科キク属及び近縁種の分類については私も根本的なところで懐疑的です。

ほぼ全ての種が園芸交配種の子孫と推定されるからです。

植物分類学者は認めないでしょうけど・・・

そういうわけで,この科の植物な謎のまま今後も園芸交配種を増やし続けることになるのだろうと思います。

古代の種族が故地(相当西方)からキク科植物の原種をもってきて征服地のキク科植物と混ざったのだと考えれば簡単に解明できることなんですけどね。

結論的には、本当の意味での原種(野生種)は,少なくとも有用植物として扱われているキク科植物の中には皆無ということになりそうです。

***

「秋菊」は本当はかなり難しいです。

「秋」を「晩秋」ではなく「初秋」または「中秋」とする場合には,キク科フジバカマ属でもキク科キク属でもなく,キク科ツワブキ属、メタカラコウ属、キオン属等を考えないといけないのでしょうね。秋に咲く白菊や青菊であれば,キク科シオン属を考えざるを得ません。
電脳中年A
2015/10/20 08:36

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