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zoom RSS 自宅のラン:長生蘭「白鳳」 の蕾

<<   作成日時 : 2015/05/05 10:04   >>

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白鳳」に蕾がついた。矢(茎)の頂点部分だけではなくあちこちの節から花芽が出ており,1個の花芽から3個の蕾が形成されているものもある。多花性のデンドロビウム属植物の遺伝子が混じっているのだと思う。

Dendrobium cv.


Dendrobium cv.
白鳳


ところで,「白鳳」の名は,石井勇義『原色園藝植物圖譜』(誠文堂新光社)にも写真と共に収録されているので,私が栽培しているものは戦前から存在している個体の子孫かもしれないのだが,比較的最近の人工交配による復元品かもしれず,よくわからない。

『原色園藝植物圖譜』には,他に「雪丸」,「玉龍縞」,「富士丸」,「日月覆輪」がカラー写真と共に収録されている。 戦前にはカラー写真の入った図鑑が非常に少ないので,とても貴重な書籍だと言える。それにしても不思議に思うことは,園芸植物の図鑑なのに,いわゆる花もの石斛が1種類も収録されていない。

たぶん,綺麗な色を咲かせる石斛なるものは存在せず,基本的に白色のものだけで,稀に非常に淡い桃色のものがある程度だったのだろうと推定している。江戸時代の本草書にも明治時代の植物図鑑にもそのように書いてある。

現在主流のとても綺麗な花を咲かせる花もの石斛品種の大半は,第二次世界大戦後にカシオープ(Den. Cassiope)やイセ(Den. Ise)などをベースにしつつ洋ラン・デンドロビウム属植物との人工交配によって作出された園芸品種なのだろうと思う。

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自宅のラン:長生蘭「白鳳」が開花
「白鳳」が開花した。大きくなるだけあって,節の数がとても多い。この節の数という要素だけでも,「白鳳」がセッコク(Den. moniliforme)ではないということを理解することができる。肥培するともっと大きくなるかもしれないので,様子を見ながら実験してみようと思う。 ...続きを見る
怠け者の散歩道
2015/05/17 10:57

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
電脳中年Aさん

遺伝というものは
正直に出るものなんですね。
アルパカ
2015/05/06 01:57
アルパカさん

子供のときに習うメンデルのエンドウマメの実験では,緑色と黄色の遺伝子のどちらかが遺伝するということを覚えますが,石斛交配種の場合にはそう単純な構造にはなっていないようで,複数の異なる遺伝子がそのまま遺伝しており,ただ,状況次第で発現する形質が異なるというような感じになっているようです。

株が充実し,特に根が充実してくると,本来の形質を現すことが多いように思います。
電脳中年A
2015/05/06 04:36

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