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help RSS 自宅のラン:ガストロキルス・ミノル(Gastrochilus minor)の一つ目の花が開花

<<   作成日時 : 2012/02/08 09:29   >>

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4つ蕾がついていたガストロキルス・ミノル(Gastrochilus minor)の一つ目の花が開花した。計測してみたところ,花の直径は約5ミリ。とても小さな花だ。学名については前の記事に書いたとおりで面倒な問題があるが,私は,「Gastrochilus minor Seidenfaden 1988」で通すことにした。

Gastrochilus minor
Gastrochilus minor Seidenfaden 1988


ちなみに,植物の学名の読み方なのだが,私はローマ字読みをしている(ただし,人名由来の名前についてはちょっと違った読み方をすることがある。)。ローマ字読みなので,正しいラテン発音ではないかもしれない。しかし,一般に,英語圏の人々はラテン発音(またはローマ字読み)が非常に苦手なので,妙な発音をして平気でいるのがむしろ普通と言ってよい。それと比較すれば,かなりまともなのではないかと思っている。

「Gastrochilus」の場合,「ガストロキルス」または「ガストロチルス」が正しいはずなのだが,英語圏では「ガストロキラス」または「ガストロチラス」になる。母音のとらえ方が英語的になってしまうことがその原因だ。「Gastrochilus minor」を英語圏の人が読むと,「ガストロキラス・マイナー」みたいな発音になってしまうだろう。

こういうことは英語の世界には無数に存在する。例えば,ローマ皇帝の称号「Augustus」(=尊厳ある者という意味)は,「アウグストゥス」と発音するのが正しい。しかし,英語圏の人々はそのように発音する能力がない(=訓練を受けていないし,口の構造や使い方が異なってしまっている。)ので,普通は「オーガスタ」と発音してしまう。彼らに対して「ちゃんとラテン発音で読め」と要求したところで,できないことはできないし,彼らは自分達の発音が世界で一番正しいと心の底から信じているので,どうしようもない。妥協あるのみ(ただし,世界は広い。ごく一部の教養人の中にはとんでもなく優れた人がいて,どのような言語についても完璧に正しい発音をすることのできる人がいる。)。

というわけで,ランの名前については,同じ文字で書かれていても発音が異なることがしばしばあり,とても面倒だ。


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自宅のラン:ガストロキルス・ミノル(Gastrochilus minor)が満開
時間をかけてガストロキルス・ミノル(Gastrochilus minor)が開花し続け,満開となった。4個の花が咲いたが,どれも直径7ミリ程度のとても小さな花だ。唇弁下部が板状の突起様に隆起しているのがとても面白い。栄養繁殖で増やすしかなさそうなのだが,どうにかやれそうなメドがたってきた。がんばって挑戦してみることにする。 ...続きを見る
怠け者の散歩道
2012/03/09 10:36

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
5mmとは、また小さい花です。ちゃんとランの形の花、嬉しくなります。
発音記号があっても、ですよね。
日本語だって古語の微妙な発音まではですから。
kazuyoo60
2012/02/08 10:38
kazuyoo60さん

本当に直径5mmの花です。カシノキランの仲間にはもっと小さな花を咲かせるものもありますが,それにしても小さいです。

日本語の「古語」は難しいですね。古語ではなく中世の言葉ですが,戦国時代にやってきた西洋の宣教師らが書いた書物によると,現在の日本語とはかなり異なる発音をしていたようです。例えば,「H(ハヒフヘホ)」ではなく「FまたはPh(ファフィフフェフォ)」という具合に発音する言葉が多数あったようです。

ちなみに,英語圏の人々は語頭に子音が複数重なる場合に正確な発音をすることができません。例えば,「Pterostylis」を正しく発音することができなくて「テロスティリス」と発音するだけの人が一般的です。

語頭に母音がある場合もそうなってしまうことがあり,例えば,豪州人の中には「Australia」を「オーストレイリア」とは発音せずに「ストレイリア」と発音する人々がいます。
電脳中年A
2012/02/08 10:49
同じようにPteranodonもテラノドンと発音する例が多いのですよね、彼らは。とはいえ私も学名はローマ字読みしているので、古代ラテン語のネイティブの人が過去からやってきたらきっと驚くことでしょう。

Gastrochilus minorは随分小型ですが(そもそも学名がminorですしね)、成長速度や成育サイクルはどのようになっていますか?みたところあまり成長が早いようには見えません。
相場師I
2012/02/08 21:49
相場師Iさん

「テラノドン」と発音するよりも「プテラノドン」のほうがずっと格好良いと思うのは私だけでしょうか?(笑)

さて,ご指摘のとおり,このランは非常に成長が遅いです。

根は1年で1本程度増えることがあります。1年で伸びる長さはせいぜい5ミリ程度です。

葉は1年で1枚〜2枚程度増えますが,増えた葉に蓄積した栄養を使って開花するため,開花するころには古い葉が1〜2枚枯れてしまいます。つまり,プラスマイナスゼロということでいつまでたっても増えません。

栄養繁殖はほとんど無理なので,実生を得ないと増殖できませんね。でも,問題は,花の直径が5ミリしかないという極小の花だということに尽きます。私の技能では人工授粉は無理です。^^
電脳中年A
2012/02/08 23:16
私もプテラノドンのほうが格好良いと思います(笑)。

その成長速度ですと花を咲かせるだけでも至難の業ですね。この手の植物を栽培できるのはやっぱり栽培が上手なのですね。私のところでは余程環境の調整に投資しないと多分持ちません。

人工交配が難しいからといって、ポリネーターがいるようにも思えませんね(笑)。
相場師I
2012/02/09 21:33
相場師Iさん

自分ではへたくそだと思っているので,いろいろと工夫しながらどうにかがんばっております。

これより小さなものとしてはモミランなどを育てていますが,苦戦しています。個体を維持するのがやっとという感じです。
電脳中年A
2012/02/10 17:21
私のところではモミランは開花はおろか維持もままならないと思います。環境もそうですが、モミランが生きていられるように世話をすることがいろいろな理由で難しいからです。多分モミランだけをどんな手段と労力を使ってもいいから作れと言われればなんとかなりますが、実際はモミランが要求するであろう環境を今の私には作り出せません。

世話と環境があって初めてランは育つものですから、Gastrochilus minorを開花させたり、モミランを何とか維持できているというのはやはり腕がいいと思います。
相場師I
2012/02/10 21:10
相場師Iさん

お褒めいただけるのはとても嬉しいのですが・・・

自己認識としては,やっぱり「へたくそ」だと思います。(笑)
電脳中年A
2012/02/10 21:54

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