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自宅の庭の山野草を植えてある場所で,今年もユキワリイチゲが開花した。昨年よりも更に株が増えているようだ。ようやくこの場所に馴染んだということなのだろう。ただ,蕾の間に何か虫に食われてしまったらしく,花に穴があいている。ちょっと可愛そう。それでも,けなげに咲いている。ますます好きになってしまう。 ところで,自宅の仕事部屋の中が雑誌やら何やらで身動きできない状態になってしまったので,少し整理を始めた。 書類の山を処分していると,それに隠れてしまっていた書棚が姿を現してくる。その中に「花おりおり」があった。 この「花おりおり」は,朝日新聞に連載されていたものを書籍のかたちにまとめたものだ。自宅には1巻〜4巻まである。最初の1巻を購入した当時,まさか自分が花の写真を撮るようになるとは予想もしていなかった。美しい花の写真と一緒になっている簡潔で判りやすい解説を読みながら,「本物の花を見たいな」と思うことはあったけれど,花に対してそれほど興味をもっていたわけではない。当時は,むしろ出張先で風景写真などを撮ることが多かった。 花の写真を撮るようになったのは,体調を崩し,仕事を半分に減らし,リハビリのために散歩をするようになってからだ。そのようなひどい状況の中で,最も信頼し尊敬していた知人(K氏)の突然の死という出来事があった。このブログは,心身ともに最悪の状況にあったその時期に,K氏の葬儀に参列し,そのあとで目にしたイロハカエデの花が雨に打たれている様子に何となく心を動かされたことから始まっている。 散歩しながら野の草をみつけると路傍にしゃがみこみ,安物のデジカメで写真を撮った。プロではないし,写真術について勉強したこともない。全くの自己流なのだが,とにかく自分が納得できるように写真を撮った。 おそらく,散歩していたことが体調の回復に良い影響を与えたのだろう。次第に元気をとりもどすことができた。そして,更に花を見るためにクルマをとばしてあちこちに出かけるようになった。野性の花だけではなく,冬には洋蘭展にも出かけて世界の不思議な形をした野生ラン達の姿に魅せられてしまった。そして,今では自分でもランの苗を購入して育て,増やすようになってしまっている。 この間,自分の本来の仕事の面でも,自然界や小さな植物達から学んだことを応用し,新境地を拓きつつある。自画自賛で恐縮だが,この応用というアイデアは非常に画期的なものであり,後世の人々のために大きな遺産を残すことができるのではないかと思っている。そして,散歩を始めたころ,仕事上で何となく閉塞感にとらわれていたのだけれど,そのような気分は一掃され,今では明確に未来を展望することができる。4月からは,同僚の誰もがびっくりするような新しい仕事が始まる。 それ以上に,人生の手持ち時間はそんなに長くはないが,花とのお付き合いを始めたことによって,更に人生を楽しむことができるかもしれない。 とはいえ,写真のほうはいまだに素人丸出しでお恥ずかしい限りだ。部屋の整理の手を休め,「花おりおり」を読み返し,その写真を現在の私の目でもう一度なぞってみると,プロの凄さというものが本当によく判る。やはり,どこか違うのだろうと思う。素人では同じような写真を撮ることは無理だ。でも,それでよい。私は写真で身をたてているわけでもないし,今後も素人としての自分流を貫こうと思う。 このようにして,怠け者である私は,明日もまた自分の散歩道をのんびりと歩み,ときどき路傍にしゃがみこんでとても小さな野草の花を愛で,その姿を写真を収める日々を重ねることだろう。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ユキワリイチゲはまだ見たことがありません。 |
ミキ 2010/02/28 15:35 |
ミキさん こんにちは。 |
電脳中年A 2010/02/28 22:45 |
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